コロナの感染が落ち着かない状況ではありますが、リモートワークなど夫婦が顔を合わせる機会が続き、相手に対して不満を抱えている方も多いのではないでしょうか。
「食事の支度が増える、仕事をしているからって偉そう、家にいないでほしい」と不満を抱える妻に対して
「自分が稼いで建てた家なのに居場所がない、妻がいつも不機嫌だが理由がわからない、息が詰まる」と居心地の悪い夫。
ふと、「離婚したい…、こんな人と暮らすのはしんどい」と頭をよぎることがあるかもしれません。
そんななか、ひとつだけ覚えておいてもらいたいことが。
それは、子どもがいる夫婦の場合は、「離婚しても縁は切れない」ということ。
たとえ別れても、子どもにとっての父親・母親であることは変わりません。つまりは、離婚して夫婦関係は解消できても親子関係も親同士の関係も続いていくのです。
離婚をすると、ひとり親で育てると思われがちですが、実は子どもにとっては、親は変わらずふたりなんですよね。
離婚しても全てがリセットされるわけではないですから、離婚の際に争って関係を悪化させると、自分自身はもちろん、なによりも子どもへのダメージが大きくなってしまいます。
もちろん、子どもに危害を加えるような場合には適切な更生などの対策が必要ですが、夫婦問題の感情のこじれであれば、親子とは切り離すことが大切。
どうしても夫婦で居続けることが困難である場合には、別居や離婚も選択肢に入ってきますが、その後も夫婦から親同士の関係にシフトしていく必要があることを今のうちから知っておけるとよいですね。
とはいえ、離婚したいほどの相手と親同士になっていくことは容易ではありません。直接連絡を取ることが難しい場合は、第三者のサポートを借りるのもひとつ。
一般社団法人りむすびでは、夫婦問題、離婚後の子育てやお相手との関わり方でお悩みのパパママをサポートしています。おひとりで悩まずご相談くだいね。
(しばはし聡子)