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“希望を伝える”とは 
2023/01/09 生活

【希望を叶えるために闇を見る】

おまえの「ネガティブ」な話なんか聞きたくない!

人前では「希望」を語れ!

 

こんなセリフを言う人が、私はあまり好きではない。

 

そもそも、伝える側も受けとる側も、「希望」の意味をどのようにとらえているのだろうか。

 

 

◎能天気に夢物語を語る人。

◎自分の成功体験や自慢話をするために、過去のネガティブな話をつまみにする人。

 

 

そんな情緒的にシラフではない人が話す「希望のメッセージ」は、ただの「エゴイズム」だ。

 

私はカウンセラーの立場だが、今だってしんどい時はしんどい!

 

だからこそ、今の自分の「弱さ」や「苦しみ」と向き合って、自分自身で対処する責任を果たしながら、周りの人たちと共存できるように努める。

(その責任の果たし方・やり方をシェアするためにカウンセラーも続けている)

 

 

 

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【私の希望の伝え方】

ただ一つ、今も辛いと感じる私が、確信をもって語れることがある。

 

それは、『昔と今の苦しさの実感には雲泥の差』があることだ。

 

苦楽がある人間社会で、無責任に「楽」な部分だけを語ることは、私にはできない。

 

 

末法末世と言われる時代に生きる私たち…

   ※時代がくだり、仏教が衰え、道徳が乱れた末の世のこと。(三省堂「新明解四字熟語辞典」より)

 

各人各様で感じ方はあるけれど、もしかしたら、皆が『どん底』という同じ領域で生きているのかもしれない。

 

同じどん底にいながらにして、なぜ、各人各様の感じ方があるのか。

 

それは、その人自身の「生きる力と姿勢」の違いに他ならない。

 

 

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同じどん底にいたとしても…

①下を向き続けることしかできない孤立した自分。

②上を向いて、陽射しも感じられて、周りの友に感謝して励まし合いながら、天から降りるロープを見つけてしっかりと捕まり、上り続けることができる自分。

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この①と②の差だけである。

 

皆が、同じ「どん底」の領域にいる。

皆が、「恐れ」をひた隠しにしている。

皆が、自分たちだけ優遇されたい…そんな「弱い心」をもっている。

 

一人一人がそんな性質を持った人間であっても、①と②の状態の差はあまりに大きい。

 

さらに言えば、周りの友と協力するどころか、他者のロープを切ったり奪ってでも上ろうとする人には…

生涯、天からの陽射しを感じられることはないだろう。

(現代社会では一見②に見えるが、人間的には①の状態に過ぎないからだ)

 

 

 

【今ここに】

人生はどんな時も苦楽がある。

 

過去の武勇伝を語りながら、肝心な今の自分の「弱さ」や「苦しさ」に目を背け続けている人。

そんな人が伝える「希望のメッセージ」は、片手落ちだ。

 

わたしたちは、今を生きているのだから。

今日一日。

この記事を書いた人
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藤原秀博

1977年生まれ、神奈川県横須賀市出身。X JAPANのギタリスト故HIDEと同じ小学校在学。学生時代にイジメ・集団暴行を受けて対人恐怖症になり、不登校・ひきこもりへ。過去に最高体重128キロ、4ヶ月で40キロのダイエットをした事により摂食障害にもなる。障害者スポーツの指導員·カジノのディーラー·探偵業などの経歴を持つ。現在は会社員をしながら、ピアカウンセラーとしてトラウマ・機能不全家族・ひきこも... >>続きを読む

 

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