怒りという理不尽さ  | メディア|人生をよりよく生きるためのサイト ボトルボイス

 
検索
Share..
 
  ロゴ スマホ検索ボタン
ロゴ お問い合わせ カウンセリング コラム
ローディング スマホメニュー背景1 スマホメニュー背景2 PCメニュー背景
 
怒りという理不尽さ 
2022/07/19 生活


わたしは仕事柄、のんきに見えるようですが、
わりと怒りっぽいほうだと思います。


「よくなりたい」とか「楽になりたい」という欲が強いほうなので、
自分でいろいろ、自分の精神性を高めるチャンスになるような感情を選択するようです。


腹がたつこと、
傷つくこと、

ひとつひとつが、自分を不自由にしている「コダワリ」を知るための手がかりですので、
怒りや悲しみから、それに気づき、それらを手放していくことができたら、
「よくなれる」というわけです。


だから、「よくなりたい」などという「欲」を持っていたら、
次々とお試しが降ってくるのでしょうね。



だから、誰かの行為に腹が立つことがあっても、
「誰か」に腹をたてても意味がないと、
いつも思いだしたい。

自分自身にそう言い聞かせるようにしています。


実際に、怒りというのはとても理不尽で、個人的な感情です。


先日こんなことがありました。

ある駅で電車をおりるとき、友人と一緒だったのですが、
友人の次に並んでおりようとしたところに
ちょうど一組のカップルがわたしの前に入ろうとしました。

 

混雑する時間だったので、友人とはぐれたくないと思ったのですが、
列に入れないのも強引な気がして、出口を譲ったのです。



待っていてくれると思っていた友人はどんどん先に進んでしまって
混雑する駅で、はぐれそうになったので、そのカップルにすみませんと声をかけて
友人に追いつこうとしたのでした。



でも、彼らには、わたしと友人との間に割って入ったということは知らず
ひとりのおばさんにわざわざ割り込まれたようにしか見えなかったようで、
すごく怒られてしまいました。


人は、自分の視点でしか、ものごとをみることはできません。
自分にとって都合がいいというか、
自分に納得できる考え方しか、
理解することはできないものです。


わたしが腹をたてるあれこれも、
「わたしにとって」腹がたつことなだけで、
全部自分の思い込みにすぎません。



相手の立場からみたら、まったく違うストーリー展開であって、
それを聞いたら恥ずかしくてたまらないかもしれません。


実際、腹をたてたことのほとんどが、後で腹をたてたことを後悔することばかり。
だから、多くの人が取り組まれるように、
怒りの感情を消し去ろうと思ったこともありました。


ですが、それはあんまり意味がありませんでした。



消し去っても消し去っても怒りはわいてくるし、
怒りがわかなくなってきたころには、ほかの感情も鈍感になってきて、
嬉しいとか楽しいとかもなくなり、一種のうつ状態になってしまって、
「生きている実感」がなくなってしまったからです。


それからは、怒りや悲しみは、「あじわう」ようにしています。



相手やできごとを呪っても意味はありませんので、
「怒っている自分」や「悲しんでいる自分」を体験するといったらいいでしょうか。


映画に自己投影して泣いたり怒ったりするのと同じように、感情を楽しんでいます。
深刻になることもありません。
しょせんは自作自演のドラマですから。




感情は、生きているときにしかないものであり、
また動物にしかないエネルギーで、
とくに人間には強い力を持たされているような気がします。


生きているうちしかないエネルギーのひとつ。


物質としての身体はミイラにしたり剥製にしたら残りますが、
あたたかさや、動きといったエネルギーは、死を体験したらなくなります。


生きているうちにしかないもののには記憶がありますが、
記憶には力はありません。

記憶に力を与えるのは、感情であり、
感情の源に、「コダワリ」があります。


感情とはいのちのエネルギーであり、
その源である「コダワリ」は
その人の人生の台本そのものといえるのかもしれません。

この記事を書いた人
Yurielの画像
Yuriel

〜 魂のテーマをナビゲート 〜 ☆「癒すこと」が目的でないホリスティックカウンセリング&スピリチュアルコーチング☆ A Course in Miracles(奇跡のコース)をベースにした、 超意識を活用したカウンセリングをしています。 ある時期には、電話占いサイトを中心にスピリチュアルカウンセラーとして 4年でのべ5000人以上のスピリチュアルリーディングをさせていただき、い... >>続きを読む

 

現在31名のプロフェッショナルの
カウンセラーが登録されてます。

詳細を見る

コラムカテゴリー

 
怒りという理不尽さ 
怒りという理不尽さ 

2022/07/19 生活