楽しい気分には、不思議な効果があるようです。
わたしの場合、目に見えてわかりやすいのは、スプーン曲げ。
子どものようにはしゃいだ気分でやってみると,
曲がることが多いです。
わたしの治療の先生は、操体法を使った治療を教えてくださるとき、
よく「おもしろがること」といわれていたのですが、
「楽しい気分」というのは、人を癒すちからを持っているように感じます。
先日友人と旅行に出かけたときも、体は睡眠不足で疲れているはずなのに、
彼女はとにかくすごく楽しそうに明るく笑って、場を和ませるので、
0泊3日の体力の限界のようなツアーも、無事故でやりきれてしまいました。
わたしたちは、疲れると深刻になりますが、
楽しくウキウキした、はしゃいだ気分に切り替えることができたら
体の芯がゆるんで、説明のつかないようなエネルギーにあふれるようです。
いちいち深刻がらない子どもたちが疲れ知らずなのも、
スプーンが曲がるのも、
コリや痛みをとるという操体法のコツも、
なんだかつながっているのかなと感じます。
コメディ作品にも、ある聖者がウキウキしているとき、お皿をパンに変えてしまったり、
戻すときは逆に、悲惨な絶望的な気分になろうとしたり、という話がありました。
皿がパンになることはなかなかないかもしれませんが、
わたしたちの「気分」は明らかに力をもっていて、
この「気分」をどう保つかは、現実に大きな影響があるようです。
今日も楽しい気分で過ごしたいですね。