誰にも愛されなかった男②ー自分の価値が信じられないあなたに寄り添いたいー | メディア|人生をよりよく生きるためのサイト　ボトルボイス

こんにちは。

前回は「他人は自分の望むようには愛してくれない」というお話をしたよ。

これは、実体験から。大学時代の彼女と結婚して、必要とされると思った。子供も生まれて、自分の父親とは違う、幸せな家庭を築けると思っていた。ところが、当時手取り42万を元嫁に渡し、月5万円でお小遣い＋交通費、交際費、食事代を全てまかない、専業主婦なのに家事しない元嫁の代わりに家事をして頑張ったのに、子供を持っていかれ、口座には0円で家賃も滞納していたことがわかり、子供たちの幼稚園も知らない間にやめられていて、住民票も知らないうちに移動されていて、離婚届けだけ来るという。。。いまだにお金は何に使ったのか、というか離婚の理由も本人からは聞いてないというね。

これだけ書くと、私が被害者みたいに見えるかもしれないけど、今から考えると、元嫁が逃げ出したのもなんとなくわかる。私が仕事も家事も全部やってしまって、子供たちも私のご飯ばかりねだるようになり……彼女の母親としての居場所を奪ってしまったんだと思う。しかも、自分が家事をすべてこなすことで、元嫁を追い詰めてしまっていた。

私は、

「自分は仕事も家事もすべてやっているのだから、必要としてほしい。愛してほしい。」

を強要していたんだと思う。

元嫁に、家族の愛し方を強要していたし、自分が頑張ってるんだから、理想の通りに愛せ、と、

愛情≒能力（取引）

を強要していたように思う。だから、元嫁はそんな私の意図を見透かすように、結婚時代末期にはよく子供を連れて実家に帰るようになった。一年のうち合計3か月以上は帰っていたような？

必要としろ、と強要すればするほど、必要とされなくなっていたわけだね。

まぁ、モラハラとかDVはまた別の問題で、やっちゃダメだと思うけどね💦

最後の方はいろいろ禁止事項あったもんなー。

「元生徒たちと連絡取っちゃダメ」とか、「お前は病院に行く権利ない」とか。。。

ちなみにDVって、受けてる最中は「自分がDV受けてる」って思わないよね。「ちょっと普通じゃないかも？」って思ったら、第三者に客観的に判断してもらおう。

さて、話を戻すけど、結局

「こんな風に必要とされたい」「こんな風に愛されたい」を

押し付けて、愛する家族を壊してしまった

わけだ。そして、私はこの精神的なダメージでうつ病を発症。もともとネガティブな死にたがりで自分を大切にできていなかったが、さらにこじらせてしまった。

どういうことかというと、

家庭崩壊の根本的な原因は

「自分の自己肯定感の低さ」

だったのに、私はこの時

「自分はやっぱり誰からも愛されない、価値のない人間なんだ」

と決めつけてしまった。

この思い込み（≒固定観念≒【ビリーフ】）がさらに私を追い込んだ。

「ビリーフ」とは、私がプラクティショナーの資格を持っている全米NLPにおいて、信念、自分の価値基準や自分の行動を決定づけるもの、とされている。

私は「自分には愛される価値がない」と決めつけることで、さらに人から愛されないように行動してしまうようになった。

・本音を見せないようになった。

・他人から距離を取るようになった。

・「自分はどうせ底辺のクズ」と、結局自分のことばかり考え、相手のことを考えることをしなかった。

・いつ裏切られてもいいように、人間関係に保険をかけるようになった。例えば、彼女は作らないけど仲がよくてデートにすぐ誘っても来てくれる女の子は数人確保する、など。

改めて自分でも思うが、上記のような人間を、一体誰が愛してくれるというのだろう。

なぜなら、自分も他人も愛していないからだ。

「自分に価値がない」という考えは、一見謙虚？のように見えるが、とんでもない。

他人の価値観も否定して、自分の考えを押し付ける、ものすごく傲慢な考えなのだ。

しかし！！

幼い頃に両親から愛されたという感覚がなく、常に心に何かが足りない感覚と、生きているだけで辛い思いをしている人間が、このように自己否定のループに陥ることを、誰が責められるものか。

もし、あなたが同じ思いを抱きながら、今日という一日をなんとか凌いでいるのだとしたら。同じ境遇を味わった仲間として、あなたに寄り添いたいのだ。

次回以降、この心理状況からどのように自分が立ち直っていったのかを、あなたに伝えよう。