あなたの人生を、取り戻すために  | メディア|人生をよりよく生きるためのサイト ボトルボイス

 
検索
Share..
 
  ロゴ スマホ検索ボタン
ロゴ お問い合わせ カウンセリング コラム
ローディング スマホメニュー背景1 スマホメニュー背景2 PCメニュー背景
 
あなたの人生を、取り戻すために 
2022/05/18 生活
なんとなく元気がない、
生きている実感がわかない、
仕事が面白くない・・・
 

新年度の忙しさが一段落するこの時期は、
とくにそんなご相談をよくいただきます。
 
 

お話をうかがっていると、
その方たちは、受動的になってしまっていて、義務に追い立てられている。
そんな感じです。
 

忙しいから、とにかく会社に行かねばならない、
お金がないから、我慢しなきゃならない、
もっとがんばらなくてはならないから、遊びにいっている場合ではない、
楽しい人生を送るには、好きなことを仕事にしなければならない、
 
などなど。
 

いつも自分にいろんな「ねばならない」を課していて、
それをこなすことだけで一日が終わる、という感じです。
 

かつてのわたし自身がまさにそうで、
「ねばならない」ことに邁進して、一日をその義務を片付けることに費やしていました。
 

だから毎日「しなければならない」ことにくたびれていて、
「自分の時間」がないように感じていました。
 

だから、わたしは長い間、わたしの人生を生きている気がしなくて、
毎日がちっとも楽しくありませんでした。
 

そして、「しなければならないこと」さえなかったら、わたしは幸せでいられるのに、と
自分の幸せの責任をまわりの状況のせいだと、なんとなく思い込んでいたのだと思います。
 

そんな中、わたしの場合はいろんなことが起きて(今は自分が起こしていたと知っています)、
「するべきこと」が取り上げられ、
「自分がどうありたいか」を問われることになりました。
 

具体的には、病気になって仕事が続けられなくなったり、
離婚して、世話する家族がいなくなったりして、
「しなければならないこと」を取り上げられてしまったのでした。
 

「しなければならないこと」に没頭してしまいがちな人は、
子どものころに「選ぶ」ということができなかった人が多いのは事実です。
 

「遊びにいくか、勉強するか」
「受験するか、しないか」
「ピアノをやめるか、続けるか」
「チョコを食べるか、ポテトチップスを食べるか」
 

そんな些細なことですら、いつも先にお母さんに「〜しなさい」といわれてきて、
選ぶ自由がなかったり、

「どっちにする?」と聞かれても、あらかじめ「望まれている答え」を選択しようと、
親の顔色を見て決めた、ということが多かったりします。
 

だから、選ぶのが苦手なのです。
 

選ぶのが苦手な人と一緒にいると、周りはイライラします。
 

ですので、日常では、周りの人がさっさと決めてしまったり、
「じゃ、あなたはこっちね」と残りものがまわってきたりするので、
結局自分はいつも「させられること」ばかり体験するようになってしまいます。
 

自分の人生なのに、他の人の選択で自分の時間が埋まっていくわけですから、
楽しくないのはあたりまえです。
 

だから、人といるのが辛くなって、
ひとりでいるほうが気楽だと、
ひとりでいることを選ぶようになったりもします。
 

ひとりでいれば、誰かになにかを「させられる」ことはないわけですから
幸せになれるのかと思いますが、
実際は、そうならないことが多いようです。
 
 

結局は、

お金がないから、
時間がないから、
仕事が忙しいから、
彼の暴力が怖いから、
生活のためだから、
 

など、状況の犠牲になってしまって「したいこと」が選べないからです。
 
 

わたし自身がそうであったように、多くのセラピーは、
親との関係がこの問題のカギだと考えて、
それにフォーカスするようにすすめます。
 

わたしも長い間、「母のせいで」
人の犠牲になるようになったと考えていたことがありました。
 

それこそいろんなセラピーを試し、自分自身もプラクティショナーとして活動しました。
でも、一時的によくなってもまた元のパターンに戻る場合が多く、
セラピー自体には効果がない、と感じるようになりました。
 

だから、今わたしはセラピーをしなくなりました。
 

それでも、わたしのところに来てくださるクライアントさんは、元気になっていきます。
 
 

みなさん素敵な方ばかりで、一緒の時間を過ごすのがとても楽しみです。
わたしはたったひとつのことしか教えません。
 

あとは練習あるのみです。

「あなたは、どうしたい?」
 

ランチを選ぶとき、
コンビニでお菓子を買うとき、
恋愛で悩んだとき、
人間関係で行き詰まったとき、
 

「どうしたい」か
自分に聞いてみること。
 

そう、わたしたちは、単に「自分で選ぶ」ことが苦手なのです。
 
 

苦手だから、人にやってもらうクセが身についてしまっています。
 

もう大人ですから、すでに人にやってもらうのが得意な人と、
決めてもらうのがラクな人とにうまい具合に役割分担されていて、
子どものときのように根気づよく、自分の意見に耳を傾けてくれる人はいません。
 

そう、自分自身以外には。
 

依存してしまう人は、自然と誰かに「決めてもらう」のを待ってしまうので、
セラピーにも依存するし、セラピストにも依存します。
 

でも、絶対に満足は得られません。
 

一番したいことは「自分で決める」ということなのだから。
 
 

実際に、わたしも何度も「選択する」練習をすることになりました。

わたしを大きく変えてくれた最初のきっかけは、
意外なことに海外でのホームステイの体験でした。
 
 

ホストファミリーから、ひとつひとつ、
「どっち食べる?」「今日遊びにいく?いかない?」と、
 
「どっちがいい?」と聞かれました。
 

わたしは「相手がどう思うか」を軸に決めるクセがついていたので、
「あなたはどう?」とよく聞き返しました。
 

すると、「わたしはこうだけど、あなたは?」と言いました。
 

何度もそんなやりとりを繰り返しているうち、
相手の意見は関係なく、自分の意見を言っていいのだと分かりました。
 

日本に戻ると、「決められないわたし」というレッテルから逃れられずに、
何度も同じパターンに戻りました。
 

依存はダメだ、自立しようという試みをしているうちは、ずっとその繰り返しでした。
 

結局わたしがラクになったのは、「決められない自分」を認めて、
「決めてくれる人」に感謝できるようになったことがきっかけでした。
 

依存してしまう人というのは、わたしも含めて赤ちゃんみたいな人なんだと思います。
 
 

「やって〜」と泣いて訴える赤ちゃんみたいな存在。

やってくれる人がいたら、「おせっかいされた」などとムッとしていないで、
にっこり微笑んで、「ありがとう」と言おう。
そう思ったのでした。
 

この世の中は、本当にバランスがとれているなぁと思います。
やってあげたい人と、自分でなにかをすることが苦手な人。
 

だから、依存はダメとか、共依存はダメとか言っていないで、
自分の本質を知り、うまくやっていったらいいのではと、
わたしは思っています。
 
 

だから、わたしは、癒そうとしないセラピストです。
 

だって、どんな人もそのままですばらしいのですから。
わたしは細かいことが苦手で、時間にもルーズです。
 

学校の規則がなければ、時間通りに学校に行かなかっただろうなぁと思います。
「させられて」いたから学校にも行けた、という感じです。
 

だから、わたしの人生には、厳しい人や状況がいっぱいありました。
 

ありのままの自分を認めていきませんか。
 
 

まずは、誰かや、なにかの犠牲になるのではなく、
主体的に、意識して、「自分が選ぶ」という体験から。
 

おにぎりを選ぶということ、
メールの返信をするということ、
ひとつひとつの行動を何気なくするのではなく、
「自分の選択で」やってみたら、
あなたの人生が、あなたのものになっていきますよ。
 
 
あなたが、あなたの人生を、取り戻すことができますように。
 
この記事を書いた人
Yurielの画像
Yuriel

〜 魂のテーマをナビゲート 〜 ☆「癒すこと」が目的でないホリスティックカウンセリング&スピリチュアルコーチング☆ A Course in Miracles(奇跡のコース)をベースにした、 超意識を活用したカウンセリングをしています。 ある時期には、電話占いサイトを中心にスピリチュアルカウンセラーとして 4年でのべ5000人以上のスピリチュアルリーディングをさせていただき、い... >>続きを読む

 

現在31名のプロフェッショナルの
カウンセラーが登録されてます。

詳細を見る

コラムカテゴリー

 
あなたの人生を、取り戻すために 
あなたの人生を、取り戻すために 

2022/05/18 生活