みなさまこんにちは。
卒業のシーズンですね。学校を卒業なさる方も、また職場を異動される方もおられると思います。
お子さんが学校を卒業する、というのも、親の役割のひとつの「卒業」なのかもしれません。
卒業の時期、というのは、今までに蒔き育てたものが実を結び、その結果をみることで、自分のやってきたことが自分の願いに叶うものであったのか?答え合わせをする時期でもあるのかもしれません。
新型コロナ感染症のさまざまな社会的な変化が起きたことと同時に、個人的なご相談だけでなく、政治のことやニュースでとりあげられていることなどもお聞きすることが多くなりました。
また、ウクライナの問題などもあり、社会や政治に対して、怒りを持つ方が多いようにかんじます。
わたしたちは、遠く離れた場所のことを憂いて、いろんな不満を持ちますが、それが起きたことに対しては、自分には責任がない、と考えています。
コロナに対する政治や行政のありようや、戦争は、わたしたちが直接に引き起こしたことではありません。
でも、初期の頃のパニックで、わたしたちは、自分自身の安全や利益を守るために、生活に困窮して帰省した人を拒否したり、トイレットペーパーや食料が棚から消えたり、さまざまな争いを体験しました。
わたしたちは政治家や社会のせいにしがちです。
でも、今の社会は、わたしたちが選択してきた結果です。
自分の心のなかにある正直な気持ちに気づかなければ、わたしたちは自分の想念に振り回されます。
望んでいないことが起こったと、人生を呪い、神を憎んだとしても、何も変わることはないでしょう。
わたしたちの生きるこの世界は、わたしたちの思いによって構成されています。
瞬間瞬間に生み出される思いの波動が、この世を作っているのです。
自分が知覚できていることだけが、自分の思いではありません。
自分では気がついていない深い意識の中にある願望もまた、この世を生み出す波動です。
深い意識にある願望に気づくことは難しいことですが、置かれている状況をみれば容易に気づくことができます。
今ここにある現実と、自分の思いは不可分ではありません。
望まぬ現実を嘆くのではなく、今一度自分自身の深い部分にある思いをあらためてみませんか。
世界のことも、個人のことも、同じです。
この世界は、わたしたちの想いによってつくられています。
望まない現実は、ふさわしくないわたしの想いがつくっているだけのこと。
望まない現実に気づけたなら、それは、チャンスです。
あなたが本当に望む現実を生み出す第一歩になるでしょう。