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僕が人の話を聴かせてもらうようになるまで
2022/02/02 生活

はじめまして!関西で国際NGO職員をやっているケンです。

1980年生まれの千葉出身。高校時代からヴィジュアル系ロックバンドマン→社会人ではホテルマンを経験し、24歳から世界の海に舞台を移して、2018年から京都に転勤するまでは東京と世界各国で活動していました。

 

普段は海外を回りながら世界を学ぶワークショップやコミュニケーショントレーニング、スタディーツアーをつくっています。

 

これまで訪問した国は69か国。

2008年からブログを中心に繁華街などで自傷行為を繰り返す若者の夜回り相談をはじめ、それでは足りないと学校に通い、2012年にカウンセラー資格を取りました。その間不登校・引きこもりの子たちと洋上のフリースクールを築いたり、より広く深いこの世界を学びたい人向けに各種イベントを行っております。

そもそも僕が夜回りを始めたり、カウンセラーとして人の話を聴くことに興味をきっかけは90年代にやっていたラジオの深夜番組「ドリアン助川の正義のラジオジャンベルジャン」でした。当時の僕は10代合板に差し掛かったところでしたが、田舎町に住む夢無き少年には刺激の強いリアルな若者の悩みを毎週聞ける唯一の場所でした。「リストカット」「クスリ」「不治の病」「レイプ」「いじめ」「家庭内暴力」「恐喝」などの中高生の悩みを受け答えするのは、カウンセラー資格もない一人のロックボーカリストでした。そこから10年後には、パーソナリティであったドリアンさんとは公私ともに仲良くさせていただく様になるのですが、人一人の人生の大きさについて学ばせていただきました。

 

目の前に映る現実は、全て自分がつくっている。

そしていつでもそのカギを握るのは自分の気持ちと経験で、それらは自らの行動で広げることも深めることもできる。いつだってそれらをやる前から諦めてしまうのは狭い自分の価値観と絶望の思い込みなのだと。

 

僕の場合は日本という狭くて遅い国を飛び出すことで、世界の仕組みに気が付きました。日本は命の使い方がわからずに愛に飢えている。だから戦争や貧困で亡くなる人たちよりも、自ら命を落とす人たちが多い異常な文化の場所だと。そこでこれまでの自分の生きづらさについて納得が出来ました。

 

僕らは知らないだけなんです。

初めて海を回った時に出会った映画監督の方の言葉を使わせていただくとしたら「世界はもっと豊かで、人はもっと優しい」ということを。

 

「日本の常識は世界の非常識」。もちろんこれはどの国にも当てはまることかもしれない。

 

それでも僕は思考停止状態であるこの国の諦め癖を何とかしたかった。少なくとも以前の自分みたいに、陸に知りもしないで勝手に命を諦めようとする人には直接話をしてみたいと思った。

 

だって、自殺は国家の殺人だから、対岸の火事なんてない。

あるとしたらそこで繋がったらいいかという明確な場所がわからないことなのかもしれない。

 

今回このようなカタチでボトルボイスさんに関わらせていただくことになったのも、これまでの御縁の延長です。

 

どこで話をしたらいいかわからない人がいるとしたら、

ぜひともそのご縁をつなぎ合わせてもらいたく、こちらにてお待ちしてます。

 

●プロフィール

ken 海賊/NGO職員/心理カウンセラー/GREAT LUCK UNIVERSITY校長/若者メンタルサポート協会相談員

 

1980年千葉県出身・京都在住

学生時代はヴィジュアル系バンドマン、その後ディズニーリゾートホテルマンに。24歳の時日本社会に違和感を感じ脱サラ、そのまま地球一周航海へ。これまでに世界69の国と地域、地球7周分海を巡る。船内では主に講座企画・各界著名人との対談の他、洋上のフリースクールや洋上ゼミを担当。

主に自殺問題、パレスチナ・イスラエル問題、貧困・差別・生き辛さ等に重きを置く。

自傷行為を繰り返す人に夜回り人生相談を行ったことや不登校引きこもりの若者たちとの出会いを機に心理カウンセラー資格を取得。当たり前に生きることに対して日々若者たちの声に寄り添う。

日本の社会問題に対し、当事者意識として「知らないこと」を知り、自分や目の前の世界を知り、変えられる大切さを問う。

現在は関西圏を中心に国内外の社会問題から今を考えるトークライブ企画・実施や、ロックフェスづくりのサポートをしている。

 

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海賊のken

人の悩みは尽きない。その根幹には「他人との比較」と、単純に「知らないから」という2つのキーワードがあると思う。 僕もかつて10代半ばから20代半ばまではこの狭い日本社会に悩まされ、破壊飲みにあこがれた生きることを放棄してたロックバンドマン時代。結果その後社会人時代に絶望を越えて海に出ることが初めて手に入れることができた「知りたいこと」と何でも話せる「仲間」という存在。 知らないことは怖いこと。... >>続きを読む

 

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