今の自分が苦しい。
生き方を変えたい。
そんな人が、人生を変えるために、まず決心することは何だろう?
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人生とは、「生涯の行動の総計」である。
今日の生活は、過去にとった私たちの「全行動の結果」が大きく関わっている。
私たちの行動とは、私たちの精神が行った「考え(思考)」から来る結果である。
要するに、『考え・行動』が変わることによって、人生が変わるわけだ。
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毎日が苦しい人には、新しい「考え・行動」が必要になる。
その新しい「考え・行動」が新しい「生活」をもたらしていく。
それでは人生を変えたい人が、第一に「決心」することは何だろうか?
人が、新しい「考え・行動」を身につけるために、最も大切なことは何だろうか?
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それは、自分の古い考え・行動がうまく機能していないことに『気づく』こと。
そして、そんな古いライフスタイルに、『あきらめる決心』をすることだ。
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例えばAさんは、
「自分の人生は自力で切り開く」
「他人に弱音を見せたら負け」
という信念をもっていたとする。
Aさん自身が、自分の人生に満足しているならば、そのまま生きていけばいいと思う。
しかし、生活が思い通りにいかず、生きづらくなった時、どうすればいいだろうか?
本気で自分を変えたいと思うようになった時、どうすればいいだろうか?
もちろん、Aさんが古い信念のまま、今までのやり方で、自力で新しい知識や技術を得る行動をしたとしても、変化はできる。
成長もできるだろう。
だが、それだけでは人生は大きく変わらない。
苦しい自分を本気で変えたいのならば、Aさんは、まず「自力で何とかする」という自分の考え・行動を『あきらめる決心』をすることだ。
生きづらさの原因の一つに変わってきている、自分の中にある"こだわり"。
それを『あきらめる決心』ができれば、「新しい考え・行動」への道が開き始める。
そうすることで、誰かに相談したり、誰かの力を借りることが出来るからだ。
(※相談相手は、自分の心を打つ人がいいと思う)
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私も、「自分の人生をより良く変えていく」ため、「新しい行動をする」ために、古いライフスタイルを『あきらめる決心』をした。
一時期は生き残るために必要で自己防衛の手段であった、「過食して引きこもり続ける生活」を、自分の中で手放す気持ちになったのだ。
なぜならば、過度に「食」に癒しを求め、引きこもり生活を続けても、幸せになれない現実を味わったからだ。
苦しかったからこそ、そんな古いライフスタイルに『あきらめる決心』をして、正直に周りに助けを求めた。
そして、自分が『信じてみよう』と思えた、『新しい考え・行動の仕方』を学び、歩んできたのである。
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多くの人は新しい行動を求めることはするが、古い考えを手放すことには無意識に抵抗する。
私たちは、古い考えと行動をあきらめようとするからこそ、新しい思考や行動へと踏み出すことができる。
『あきらめる決心』をするまでは、新しい方向、新しい行動、新しい人生は訪れないだろう。
最後に、古い考え・行動をあきらめることは、恥ずかしいことでも何でもなく、学習・成長のプロセスに必要なことなのだ。