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【成長のプロセス】 
2022/02/03 生活

前回のコラムでは、「古い考え・行動をあきらめる決心」の大切さを述べた。

 

自分の信念を曲げることは、決して恥ずかしいことではない。

むしろ、ごく自然な「成長のプロセス」と言える。

 

成長の過程は、その時の自分が適切だと思って決心と行動をしてきた結果だ。

 

しかし、常に100%正しい人などいないのだから、不適切な決心も、成長の過程の一部になる。

 

従って、物事がうまくいかなかった「過去の自分」を、完全否定しなくてもよいのである。

 

 

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物事がうまくいかない時、私たちは、

「不適切な決心は、不適切な解決策に至る」

ことを学んでいる。

 

同時に 実は、

「今の自分が成し遂げるべき課題」

が与えられている。

 

それから、新しい考えや行動を求めようとする"転換期"に入っていくのだ。

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そのようにして、人間は決心をやり直し、新しい行動を決断していけばいいのである。

 

この過程は正しい解決策が見つかるまで、繰り返すことができる。

 

 

▶私の場合◀

青年期の私は、「過食をして引きこもる」こと以外の解決策を知らなかった。

だからこそ、引きこもって過食を続けていた。

 

周りから見れば、怠けて現実逃避を続ける姿にしか映らなかったかもしれない。

しかし、私なりに一日を一生懸命に生き抜こうとしていたのだと思う。

 

 

「引きこもり続けて幸せになれるのだろうか…」

「自分は他にどんな生き方ができるのだろうか…」

「どうすれば違う生き方ができるのだろうか…」

 

 

「動かない」のではなく、「動けない自分」を精一杯、自分なりのペースで向き合いながら、試行錯誤していた時期だった…

 

 

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人間は失敗して学び、成長する。

 

奇妙なことに、感情的なパターンにとらわれ、良くないやり方で失敗を重ねることによって、私たちは学んでいるわけだ。

 

これが「成長のプロセス」である。

 

はじめから自転車に乗れる人は少ないだろう。

幼少期の私たちは、補助輪をつけながら自転車のこぎ方を学び、乗れるようになるまで、たくさん転んだのではないだろうか。

 

たくさん転んだからこそ、段々と転ばない乗り方が分かってきて、上手に乗れるようになったのだ。

 

 

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ベーブ・ルースが最多ホームランを打った年、不名誉な三振記録も残していることは、意外と知られていない。

 

ライト兄弟が飛行機を完成させるまで、何度も失敗を繰り返していたことはあまり注目されない。

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ライト兄弟は失敗する度に、大衆から「人間が空を飛ぶなんて出来るはずがないだろう!」と、罵声を浴びせられたらしい。

 

そんなライト兄弟も、実は「あきらめる決心の繰り返し」で作業を進めていたのではないだろうか。

 

たとえば、「Aのやり方」を信じて、試しては失敗した。

そして、前のやり方をあきらめる決心をして、次は「Bのやり方」を信じて、再び試みた。

 

そのような「決心の繰り返し」があったからこそ、結果的に飛行機が完成したのではないだろうか。

 

ライト兄弟は、「Aのやり方」で失敗した経験を参考にしたとは思う。

しかし、失敗した「Aのやり方」にいつまでも囚われて、あきらめることなく、ずっとそのやり方のままで飛行機作りに専念していたとしたら…

果たして飛行機は完成できただろうか…

 

 

決して、過去の自分の信念をすべて手放す必要はないが、「不要な古いライフスタイル」にサ・ヨ・ナ・ラすることは、生きる上で大切だと思う。

 

誰もが皆、不適切な反応や手段を除去しながら、成功に向かっていることを再認識しよう。

 

 

 

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古い考え・行動を「あきらめる」と決心する。

それは、シンプルだが簡単ではない。

 

なぜならば、自分にとって不都合な現実と向き合い、自分の問題点に気づかなくてはならないからだ。

 

そして、慣れ親しんだ古いライフスタイルをあきらめて、まったく違う新しい行動に変えようとする『勇気のいる決心』だからである。

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私自身も古い考えや行動をあきらめる決心をして、「依存症の回復プログラム」や「仏陀が呈示した瞑想法」を取り入れようと努力した。

今も、その新しい生き方を身につけようと日々精進している…

 

その結果、苦しかった青年期の生活と、今の生活では雲泥の差だ。

根本から生き方を見直して本当に良かったと思っている。

 

新しい考えや行動のやり方は、私を含めて、ボトルボイスに所属するカウンセラーさんなどが、様々な種類のやり方で、あなたに合った道案内をしてくれるだろう。

 

「苦しい人生を変えたい人」こそ、今までの古い生き方を「あきらめる決心」をする。

そこが重要な鍵になると、私は考えている。

 

と、偉そうに書きながら、私は今もまだ、ご飯やお菓子を食べ過ぎて、塞ぎこみたくなる時があるけどね(笑)。

 

不要な古い考えや行動を「あきらめる決心」を繰り返して、私自身もさらに成長して、より良く生きられるように取り組んでいきたい。

あなたと共に…

この記事を書いた人
藤原秀博の画像
藤原秀博

1977年生まれ、神奈川県横須賀市出身。X JAPANのギタリスト故HIDEと同じ小学校在学。学生時代にイジメ・集団暴行を受けて対人恐怖症になり、不登校・ひきこもりへ。過去に最高体重128キロ、4ヶ月で40キロのダイエットをした事により摂食障害にもなる。障害者スポーツの指導員·カジノのディーラー·探偵業などの経歴を持つ。現在は会社員をしながら、ピアカウンセラーとしてトラウマ・機能不全家族・ひきこも... >>続きを読む

 

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