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ちょっと一息、空意識
2016/08/22 生活

ちょっと一息、空意識

 

 

毎日の忙しさに追われて「あれもやらなきゃ!これもやらなきゃ!」と

休憩する間もなく動き回ってしまうと、うっかりミスをしてしまったり、

慌ててケガをしてしまったり、あまり、いい結果にならないことって多くないですか?

 

それでも、また日が変われば「あれもやらなきゃ!これもやらなきゃ!」

を繰り返してしまうのが、いまや現代社会の生き方マニュアルになりつつありますね。

 

何か、ひとつをやり遂げたら、ほんの数秒でもいいんです。

目をつむって、なるべく考えないような状態を作ってみてください。

 

あれも、これもと、やることを考え続けては先を急ぐような心理状態というのは、

脳内では興奮状態となって過剰なストレスとなってしまうんです。

 

 

どんな作業でも区切りというものは、あるはずです。

 

仕事でも、学校でも休み時間はあるでしょう。

 

休み時間まで、次のことを気に病んだり、

過ぎたことを後悔する辛い時間にしてしまったら、

一日はとても重たくて苦しいものになってしまいます。

 

脳は次第に日常生活をすることは重たくて苦しいことと認識するようになり、

朝起きても身体が重たくて動けなかったり、

夜になっても眠れなくなったりという不調を起こすようになっていきます。

 

これが、うつ状態や不安障害のような辛い症状のはじまりと言えます。

 

 

 空意識は脳と心の一休み

 

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先に進めて、早くゴールを目指したい!という気持ちはよく分かります。

それでも、区切りを決めて、そこにたどり着いたら、一旦立ち止まって、

空意識になれるように練習してみてください。

 

スーッと鼻から息を吸って、フーッと口から息を吐きだすと、

空意識の状態になりやすいですよ。

 

 

スーッと息を吸ったとき「やり遂げた!」という勢いを感じて、

フーッと感じたことすべてを吐き出して

空っぽになるように意識してみるのもいいですね。

 

ゲームで言えばステージをクリアーした時の感覚ですね。

そこまで頑張った達成感と、次の試練への構えの前に、

ちょっと一息というところでしょうか。

 

 

脳と心が一休みをすることができると、血圧や心拍数は下がり、

呼吸も深く長くなっていきます。これは肉体がリラックスした状態といえますね。

 

脳と心が興奮状態で落ち着かないときは、逆に肉体をリラックスさせるように、

深く長い深呼吸を繰り返すことで、肉体のリラックスから、

脳と心を落ち着けることもできます。心身とは一体ですから、

どちらからでも、一休みは双方に繋がっていくものです。

 

 

波動や波紋といった波を受け流す空意識

 

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私たちは周囲の人達の動きや言葉、居る場所の状況など、

さまざまな、自分で意識していない波に流されて動かされて居るものです。

 

意識していない波に流されながら、

右往左往して悪戦苦闘を繰り返していると言っても過言ではないくらい、

 

自分をしっかり意識していないと、自分が居なくなってしまうような気ぜわしさを

私たちは毎日強いられています。

 

区切りをつけて立ち止まって空意識になることで、

自分をしっかり意識することが、可能になります。

 

 

自分の内側に意識を集中することが空意識を高めていく

 

亀

 

空意識になろうとするとき、はじめは深呼吸などから空っぽになるように

練習を続けていけば、一休みの効果で元気を取り戻せるようになるでしょう。

 

次第に空意識は研ぎ澄まされて、自分の内側に意識が集中するようになっていくものです。

 

自分の内側、つまり本心との繋がりが太くなっていくと、

周囲の波動や波紋のような波の流れを穏やかに鎮められるようになっていきます。

 

誰だって、気ぜわしい状態は望んでいないものです。

穏やかな状態で進められるなら、その流れに乗りたいと思うのは当然ですよね。

 

ちょっと一息、空意識から、周囲の波を穏やかに鎮められる空意識まで、

空意識を高められるように、空意識に取り組んでいきたいですね。

 

 

 

 メンタル心理カウンセラー 田邉寿夫

 

 

 

 

 

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