先のことを考えるとき、マイナス思考になりやすくないですか?
試験を受けるとき、問題が解らなかったらどうしよう。
結果が不合格だったら嫌だな。
会社のプレゼンで発表するとき、上手に説明出来なかったらどうしよう。
質問に答えられなかったらどうしよう。
そして、本番に向かう前に周囲からの「頑張って!」という言葉に対して、
「どうせ出来ないから」とか「ダメだったら辞めるよ」など、
マイナスな発言までしながら本番に望む人って意外と多いですよね。
マイナス発言をしてしまうのは、失敗してしまったときに、言い訳しやすい。
という自己防衛の心理から起こってしまっているんです。
失敗してしまっても、
「やっぱりダメだったか」
と思えば心の傷は小さく済みます。
周囲の人に失敗を慰められたときも「だからダメだって言ったでしょ」と言えば、
恥ずかしさや、惨めさは少なくて済みます。
何かにチャレンジしようよした。
マイナス思考とマイナス発言で失敗してもショックを小さく留めた。
次に思い浮かぶことは、もうチャレンジしない。
自分から事を起こすのではなくて、周囲から言われたことだけやってればいいや。
責任は誰かに取ってもらえる状況の中で傷つかないように過ごしていこう。
こんな風に、新しいことにチャレンジしたり思いついた企画を提案できなくなってしまう
消極的な自分を作り上げていってしまうんです。
頑張り過ぎないように、自分に厳しくなり過ぎないように、
自分を大事にすることは決して悪いことではありません。
ストレスの多い競争社会で、自分を見失わないように、
立ち止まって自分を感じることはとても大事なことです。
ただし、自分に出来ることまで、やらないとなると、
これもまた自分を見失う結果になってしまいます。
子供の頃にはチャレンジ精神は旺盛で、
出来ない事も何度も何度も練習しては出来るようになったり、
周囲のお友達より特異なものがあったり、
たくさんの達成感や、充実感を感じていませんでしたか?
出来なくて悔しい。と泣いてしまったこともあるでしょう。
どうしても出来ないことは諦めた経験もあると思います。
それでも、また何かにチャレンジしていって練習して、
出来るようになったを繰り返して来たことと思います。
周囲と比べて順位を付けられて、出来ないことを責められていくことで、
マイナス思考の防衛反応を身に付け、
マイナス発言を失敗したときの保険として自分に掛けるようになってしまうんです。
失敗してしまったとして、周囲に責められたとしても、
自分なりに努力をした結果であるならば、
それまで頑張ってきた自分を認めてあげてください。
失敗を非難批判したり、ヤジや、冷やかしを飛ばすような人には、
頑張った人の気持ちを理解することはできません。
そんな周囲の視線や言葉に動揺するのではなく、
これまで頑張ってきた自分を認めて、褒めてあげてください。
失敗の要因として足りなかったものを感じているはずですから、
それを、どうやって乗り越えていくかという、
新しい明確な目標をイメージしていきましょう。
事に当たるときには「出来る」と声に出して言ってしまいましょう。
「どうせ出来ない」と取り組むよりは、「出来る」という言葉を発したほうが、
向かう事に集中出来るものです。
「出来る」って言ったのに出来なかったじゃん。と言われてしまったら、
「出来ない」って言って事に向かうわけにはいかないでしょ。
やってみて、出来なかったことがわかった。また頑張ってみるよ。と言えば、
それ以上に、あなたを批判することは誰にも出来ないはずです。