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相手を批判するキーワード 3つのD
2016/08/19 仕事

誰かとお話しをするときに、相手と上手に意見交換をする秘訣は、

相手を批判しないことだと思いませんか?

 

争うつもりなんかなかったのに、話しをしているうちに口論になってしまい、

「あなたとは価値観が違うようだ!」とか「あなたの考えには付いていけない!」

など、完全に否定されてしまい、決別してしまって、冷静になって見たら、

なんで、あんなに口論になってしまったんだろう?と不思議になったことがある。

という方、意外と多いんじゃないでしょうか?

 

知らずと相手を批判してしまう時に言ってしまう言葉の代表の3つに、

「でも」・「だけど」・「だって」というものがあります。

 

思い出せる口論があれば、その中で、どれくらい、この3つの言葉を発してしまったか?

また、相手が、どれくらい、この3つの言葉を発してきたかを考えてみてください。

 

考えてみて、この3つの言葉を、「なるほど」・「そうでしたか」・「よく、わかります」

など、共感できる言葉に変えてイメージし直してみたら、どんな話し合いになっていたかも、

イメージしてみてください。

 

 

すべての主導権を相手に委ねる必要は無いんです。

 

喧嘩する二人

 

言葉の上で、合意してしまうと、それで相手に主導権が渡ってしまうと、

勘違いしている人がいますが、これは大いなる間違いです。

 

 

 

 

話してくれたことに敬意の気持ちで一度、同意して相手の心情を察してみる。

その上で、それに準じたほうが、お互いに良い方向に進むのか?

それとも相手が自分を支配する関係になるのかを考えてみて、

お互いに良い方向に進むようなことなら、更に具体的なことを、

興味を持って聴くようにすればいいと思いますし、

相手が自分を支配する関係になるような提案であれば、

「なんで、そういう考えになったのか?」説明を聞いてみたいですよね。

 

また、自分が相手を支配しようとしているならば、お互いに良くなる提案なのかを、

自分自身が考え直すことも大事ですよ。

 

 

「でも」・「だけど」・「だって」を言わないようにするだけで、敵対は避けられる。

 

例えば、取引先から呼び出されて、無茶な要求をされることが、

目に見えて分かっていながら、往訪しなければならない時もありますよね。

 

上司からも「くれぐても感情的にならないように!」と指示を受けているし、

できるだけ波風立てずに、先方の要求にお答えできないことをお話ししなければならない。

 

これ、考えただけで、かなりのストレスですから、思考は窮屈になって、いつのまにか、

戦闘モードになってしまうことって、とっても多いんです。

 

思考そのものを変えるのは、感情のコントロールが出来なければ難しいですが、

 

相手を批判する「でも」・「だけど」・「だって」は言わないようにしよう!と

心がけることであれば、そんなに難しくないと思います。

この3つのキーワードが出そうになってしまったときは、相手を批判してしまうと思って、

「なるほど」・「そうでしたか」・「よく、わかります」などの言葉に切り替えて、

相手に、ひとまず歩み寄るようにしてみてください。

 

自分の意見を聞いてくれた。というだけで、敵視からは外れていくようになります。

相手が言おうとしていることを、聴くようにしていくことで、相手の中にあった、

心のわだかまりも和らいで、相手の方から、こちらに歩み寄ってくれるようになることも

少なくはありません。

 

3つのDに気を付けて、和解とお互いに良くなる話し合いを心がけていきたいですね。

 

 

 

 メンタル心理カウンセラー 田邉寿夫

 

 

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