みなさんは、頑張っている自分を認められていますか?
周りの人はもっと頑張っている。
自分なんか、まだまだ頑張れていない。
もっと頑張らなきゃ、みんなに追いつけない。
なんとなく焦りのようなものに追われて、
外から見た自分を意識し過ぎてしまっていること、
多いと思います。
子供の頃から、勉強もスポーツも、
何かにつけて、親や学校の先生から
いつも、誰かと比べられて、競争心を持たされて、
頑張ることを強要されてきたことで、
自分を認めることが悪のように感じてしまうような
心理状態にさせられているんです。
頑張った自分のことを話しても、
「もっと頑張れ!」「まだ上がある!」
と言って大人たちは、頑張った自分を
褒めてもくれないし、認めてもくれない。
失敗してしまえば、
「なんで、こんなことも出来ない?!」
「まじめにやれ!」と怒られる。
これでは、どんな明るく前向きな人でも、
心が萎縮してしまいます。
自分と周りを比べては、自分にダメ出しするようになり、
もっと頑張らなきゃ!と焦りが生じてくる。
自分に疲労や不調があっても、
「こんなの大したこと無い!」「もっと頑張れる!」
と無茶を繰り返して、どんどん自分に厳しくなってしまうんです。
常に周りと比べられて、認めてもらえず、ダメ出しをされてしまうと、
どうせ自分はダメなんだ。
自分には何もできないんだ。
頑張ったって出来ないに決まっている。
などと、マイナス思考が強くなってしまい、
自分を嫌うようになってしまいます。
誰に何を言われても、
誰にも認めてもらえなくても、
みんなに責められても、
自分まで、自分を否定してしまったら、
自分が可哀そうだと思いませんか?
理不尽にイジメられている人を見たら、
自分は味方になってあげたい!
という正義感は誰にでもあるはずです。
自分も同じです。
誰も味方になってくれない。
自分を助けてくれる人なんて居ない。
自分がダメだからなんだ。
そうやって自分まで自分を責めてしまうことで、
精神疲労は大きくなり、脳内のホルモンバランスが崩れて
夢と現実が混同して、生きている自分を実感できなくなり、
自分を自分で傷つけて、痛みと血の温かさを感じることで
生きている安心感を感じるようになったり、
強いストレスから食べたいという強い欲求に襲われ、
過食をしては、太るのが嫌だから吐き出す
などの異常行為を起こすようになってしまい、
自律神経が乱れて、不眠や、うつ状態になってしまうんです。
辛いと感じたときに、自分を責めるのではなくて、
辛い自分の味方に自分が成るようにしてください。
傷ついた人に話しかけるように、
「どうしたの?」「何があったの?」
と優しく自分自身に声を掛けてみてください。
心の奥の暗いところで膝を抱えて泣いてる自分が見えてくるはずです。
「辛かったね」「よく我慢したね」「頑張ったもんね」
と声を掛けて頑張った自分を、
そっと抱き寄せてあげてください。
しばらく一緒に居て、辛い自分に寄り添って居れば、
辛い自分が、辛かったこと、我慢したこと、
頑張ってきたことを打ち明けてくれるはずです。
打ち明けてくれる話しを共感して聴いてあげてください。
しっかりと抱き寄せて頭や肩を撫でてあげてください。
心の奥の暗いその場所に光が差し込んできて、
辛かった自分の泣き顔が
安心した笑顔になっていくのが見えてくるはずです。
裸で居るようなら似合いそうな服を着せてあげましょう。
少しずつ明るくなる心の中で、
辛かった自分と、あなた自身が合意していくごとに、
安心できる部屋が浮かび上がってきます。
テーブルも椅子もキャンドルもある。
温かい食べ物もあるし、心地いい音楽も聞こえる。
とっても安心した気持ちで頑張った自分を
改めて褒めて認めたくなる心境になっていきます。
自分を認めるようにしていけば、
何が辛かったのかが明確に解るよになっていきます。
何が辛かったかが明確に解れば、
何をすべきかも明確に解ってくるものです。
「頑張った自分へ」というタイトルで手紙を書いてみるのもいいですね。
書いた手紙を読んで、
「これからの自分へ」と返事を書いていくことで、
明確な目標を見つけることもできるでしょう。
思ったことを書き出すことで言語脳が働いて
イメージを整理していくことができるんです。
書き出したものを読んでいくとイメージ脳が働いて
具現化するための、具体的なイメージが湧いてきます。
こうすることで脳全体で物事を考えていくと
自然と前向きな思考で物事を考えられるようになっていきます。
頑張った自分を褒めて認める時間を作るようにしていください。
心が軽くなって、成りたい自分を見つけやすくなるはずです。
自分は一番の自分の味方で居てあげてください。
頑張り過ぎない自分のペースも見つけられるように
なっていくと思いますよ。