銀行口座にお金の預け入れを続けると残高はプラスになり、
引き出せばマイナスになりますよね。
関わる人の心にも、
あなたに対する信頼がプラスになったり、マイナスになったりする
口座のようなものがあるんです。
信頼残高は関わる人に対して、あなたが、どんな言動をしたか?
ということが、記憶=記録されていくものなんです。
あなたが関わる人、それぞれに記憶=記録される口座があるということです。
親に対する口座。
兄弟に対する口座。
上司や学校の先生に対する口座。
好きな異性に対する口座。
友達や、仲間に対する口座。
など、それぞれに対して、あなたの言動が信頼できると判断されることで、
信頼残高の預け入れが成立します。
信頼残高を貯まる行動は5つです。
自分が誰かに宣言した。「やります。」という決意の約束を守り続ける。
誰かと約束した時間と場所に、その時、その場に行くという約束を守る。
約束したことが困難になったときこそ、約束を守る努力をする。
家の掃除や、ご飯の支度、後片付けなどのお手伝いをする。
手伝ってもらう立場になったときは、ありがとう。お蔭で助かった。などお礼を言う。
ご近所の方や知り合いを見かけたら、相手を敬う挨拶をする。
困っている人が居たら、自分に出来ることを考えて行動する。
親の期待に応えるように勉強する。
学校の先生の期待に応えるように、クラスをまとめる努力をする。
会社の上司の期待に応えるように、業績を上げる努力をする。
友達の期待に応えるように、打ち込んでいるものの上達を目指す。
誰かに迷惑を掛けてしまったときに、まず謝る。
自分の言動で問題が起きてしまったと感じたときに、事態を収めるべく陳謝する。
周囲に功績を認めてもらったときに、みなさんのお蔭ですと謙虚に受け止める。
上司や諸先輩方に指摘を受けたときに、教えていただいたことを謙虚に受け止める。
人の陰口や悪口を言わない。
誰かが誰かの陰口や悪口を言った時に、それに乗らないで、止めるようにする。
誰かが誰かを責めたときに、一緒になって責めない。
人を悪く言う人たちと関わらないようにする。
信頼残高が減ってしまう行動は、貯まる場合の逆ですね。
約束を守れなかったり、約束を守る努力を怠ってしまう。
自分がやらなくても、誰かがやるだろうという気持ちが強く親切に出来ない。
やってもらっても、あたりまえという態度。
期待されたことを忘れてしまう。期待されたことを迷惑のように感じてしまう。
悪いことをしても自分を正当化して謝れない。
悪いのは自分だけではないという傲慢な態度。
一緒に居る人の顔色や状況に合わせて、態度を変えてしまう。裏表がある。
いかがですか?
信頼残高を貯めていくワードと減らしてしまうワードを簡単に書いてみました。
他にも思いつくことがあると思います。自分なりの信頼残高の増やし方を考えてみてください。
また、信頼残高には株価のように、その場、その時の受け取る側の状況や空気によって、
あなたが言動したことが、大きく受け止められたり、
あまり大きく受け止められなかったりもします。
継続は力なり、繰り返し往訪したり、定期的に連絡を入れたり、感謝の言葉を伝えたり、
信頼残高の預け入れを続けていくことで、信頼の株価が上昇し安定していきます。
関わる人の信頼残高が増えていくと、
自分の目標に向かって協力してくれる人たちが増えていきます。
自分の目標達成を信じてくれる人や、協力してくれる人が居てくれると感じると、
努力の方向を見失うことは無く、一生懸命努力することができ、
自然と感謝することもできるので、ますます信頼残高は増えていくようになるんです。
周囲の人たちの心の口座に信頼残高を預け入れしていきたいですね。