新年度が始まって一ヶ月。
みなさん、いかがお過ごしですか?
スムーズに行っている人も、残念ながらそうでない人もいるかもしれないですね。
新しい環境になると
「どうしたらいいんだろう?」
「やり方が分からないなぁ」
というような「聞きたくても聞けなくて困ってしまうこと」結構あったりしませんか?
誰かに教えてもらったり、何かを頼んだりすることは気をつかうことです。
・嫌がられるかも?と想像して自分でやってしまう
・忙しそうかな?と様子を見ているうちに締め切りが迫ってきて焦ってしまう
・調子悪いのかな?とチラチラ見ながらと遠慮してしまい、手一杯になって困る
こうしていると仕事の効率が悪くなりますし、「聞いた方が……でも……どうしよう?」なんてグルグルとまわってしまい、自分の気持ちもスッキリしませんよね。
では、どうしたらいいのでしょうか?
「そんなこといちいち考えないで、ガンガンいけばいいんだよ!」
そんな声も聞こえてきそうですね。
でも、相手のことが気になってしまう人に「気にしないでガンガンいけ!」といっても無理なことです。
それができるならば「相手のことが気になって困ってしまう人」ではないはずです。
……ところでみなさん、探偵もののドラマや映画、小説や漫画などはお好きですか?
「えっ、いきなり何を言い出すの?」と思われる方もいるでしょうね。
すみません。
これには理由がありまして……
相手のことが気になってしまう人とは、自分のことよりも「相手のことに配慮できる視点を持っている」とも言えます。
そうでなければ相手の都合に気をつかい、「嫌がるかな?」など気を回したりはしないはずです。
こうした特徴を一歩進めて、探偵や捜査官のように相手を観察してみようということです。
こうすることで
「嫌がられるかも?」
「忙しそうかな?」
「機嫌はどうだろう?」
という、いわば推理が合っているのかどうか?証拠を集めてみようということなのです。
誰でも忙しいタイミングや時間もあるでしょう。
ただ、そうでない機会もあるのではないでしょうか?
なかには機嫌が悪いのではなく、フツーにしているのに機嫌が悪くみられる人もいます。
そもそもあなたが頼んだり聞いたりしたいその人は、そんなに悪い人ではないはずです。
おなじ仕事や目的を持つ、言ってみれば仲間です。
全てを言語道断に切り捨てるようなヒドイ人は、浮いてしまいますから、ずっとおなじグループには居られないものです。
では、あなたの推理が正しいのかどうか?探偵になったつもりで証拠を集めましょう!
一番簡単なことは聞き込みです。
仲間や同僚など、聞き易い人に相談してみましょう。
あの人は「こんな時はダメ」「こんな時間がチャンス」など貴重な情報が得られるかもしれません。
仕事をしながら密着マークは難しいですが、さりげなく観察してみましょう。
ターゲットは、どんなパターンを持っていますか?
たいていの人は仕事開始から終了まで、エンジン全開ではありません。
スローでスタートして、午後はエンジン全開の人
決まった時間に休憩をとる人
○時から○時までは顧客への電話の時間と決めている人
……
…
職場などの環境やその人のパターンによって、忙しい時間や集中している時間は決まっていたりします。
また、同僚はターゲットに対して、どんなときにお伺いを立てているでしょうか?
そのタイミングをマネして、同僚が終わったあとを狙うこともできそうです。
ターゲットの行動や傾向を知ることは探偵の基本でしょう。
また、ターゲットと周辺人物の関係性や、やり取りからわかる事実もあることでしょう。
たいていの人はクセを持っています。
コツコツと机を叩く
上手くいかないと髪をいじりだす
興奮すると鼻が大きくなる
眉間を抑えたり、目を細めたり
すぐに鼻歌が出る人
つまらない冗談を連発する人
……
…
きっとあなたにもクセがありますよね。
それとおなじように、ほかの人にもあるはずです。
そのクセが出たとき、機嫌が良いのか?それとも悪いのか?
このようなことでも判断できるでしょう。
機嫌が悪いときを避け、良いときを狙うことでドキドキや緊張を軽くできます。
集めた証拠が正しいかどうか?
こればかりは「やってみる」しかありません。
ゲームなどと違い、1度でゲームオーバーになることはないでしょう。
立てた推理に基づいてトライしてみる。
そうすることで、フィードバックを得ることができます。
「今回の推理は間違っていた」
「今回の推理は正しかった」
正しかった推理は、次の機会も使えます。
もちろん間違った推理を何度も実行することはやめましょう。
言い換えれば職場でおなじみ、PDCAですね。
適切なフィードバックや振り返りは、自己成長にも欠かせないことです。
困ったことを解消して、気持ちもスッキリさせるために、
「相手のことが気になってしまう」のであるならば意識的に観察してみましょう。
ゲーム感覚で探偵や捜査官になりきってもいいし、あなたのやり方でもいいと思います。
そうすることで分かることもあるはずです。
ぜひトライしてみてくださいね。
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