日本人であるならば、この時期は桜やお花見は話題にしやすいですね。
隣の席などでも、チラホラそんな会話が聞こえてきませんか?
花見の予定、どこが綺麗だったという情報、小ネタ的な寒さ対策など、ひろげられそうです。
ほかにもマスクをしていれば、花粉症かもしれません。
いまや推定3000万人以上!!がスギ花粉に悩まされているそうです。
相手がそうでなくても、家族や知り合いに一人はいるはずです。
共通点のある話になりやすいはずです。
「花粉症ですか?」は鉄板でしょうし、4分の1もいるとするならばマスクをしていない人にも「花粉は平気なタイプですか?」と聞くことさえできますね。
そこからおなじアレルギーの話などにつなげることも可能だと思います。
もちろん入学や卒業、引っ越し、人事異動も季節ネタですね。
「出身はどちら?」( 同期入社、同期生など )
「御社は春の異動はどうでしたか?」
「お子さんはそろそろ進学でしたっけ?」
・相手の話題( 家族や会社など )
・自分や相手の過去の体験( 一人暮らしや学生時代、異動前の部署など )
・今後の予定や予想( 異動や昇進予想、家族の進学や就職など )
聞きやすく答えやすい話題が、この季節にはたくさんあります。
相手がまさに当事者だったり、家族や同僚に当てはまる人がいたりと、会話をスムーズに続けやすいでしょう。
入試や就職試験など面接用に新聞を読んだりして、仕入れた経験のある人もいるのではないでしょうか?
通勤通学などの移動中に、スマホやラジオ、電車の文字ニュースなど手軽に手に入ります。
ところが注意するべきポイントがあります。
政治ネタやプロ野球にJリーグなど、主義主張があって熱心に参加していたり、真剣にサポートしていたりする人もいます。
お互いのことをあまりよく知らないうちから「あの政治家( 政党、政策 )はダメだよ」「あんな選手なんて、使わなきゃいいのに……」というネガティブな評価をハッキリとしてしまうことはキケンです。
よく知っている同士では許される発言も、関係が築かれていないうちは注意が必要です。
誰でも自分の信条や信念、好きな選手やチームをけなされたとしたら、傷つき腹も立ちます。
あなたもムッとしませんか?
特にまだ相手のことがよくわからず、打ち解けた関係もできていない状態での否定的でキツイ発言は厳禁と心得ましょう。
とくに自分が話しやすい話題とは、よく知っていることだけに自分の強い思いがこもりやすいものです。
つい熱くなって語ってしまい、うっかり傷つけたり怒らせたりしないように気をつけましょう。
いかがでしたでしょうか?
カウンセリングやコーチングのような「質問をすることで相手を理解する」ということを使ったアプローチを取り入れてみました。
そのためには、きっかけづくりと質問する材料を集めることが必要になってきます。
天気や季節ネタというものはお互いに共通点が多いものです。
答えに詰まるような難しさがなく、考え込んでしまうようなこともありません。
そうした安全な話題をきっかけにして、会話をはじめ、材料を集め、集めた材料に関心を持って聞いてみる。
こうすることでスムーズに流れがつくられ、だんだんと打ち解けていくことでしょう
きっかけを上手くつくることができれば、あとはどうにかなるものです。
では、あなたに良い出会いがありますように!
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