不安という感情は予測できることに対して、
良くない結果を想像してしまったときに起こってきます。
それは不安要素となって様々な不安を引き起こす
素(もと)になってしまうんです。
ひとつ良くない結果を想像してしまうと、
さらに大きな良くない結果を想像してしまい、
どんどん不安が重なって気持ちが萎縮していきます。
例えば天気予報を見て、今日の帰りは雨かもしれない。と思うと、
帰りに濡れたら嫌だなぁ。と考えてしまいますよね。
さらに、大雨になったら電車が止まってしまうかも!
帰れなくなったらどうしよう!などと良くない結果を
いくつも思い浮かべてしまったり、
良くない結果を膨らませてしまったこと、あると思います。
雨が降ったらどうしようと、そればかりに気を取られてしまっては、
何事にも集中できずに、一日が台無しになってしまいますよね。
では、どうればいいか?
単純明快ですね。
傘を持っていけばいいんです。
備えあれば憂い無し。素晴らしい、ことわざですね。
不安要素があったときに、自分でにできる備えをすることに集中できる人は、
不安を感じることが少ないんです。
雨が降りそうなら傘を持っていくというように、
予測できることに対して、自分に何が出来るかを考えて、または感じて、
思い浮かんだことや、気付いた事を行動していけば、
問題に対して備える力が付いていきます。
どんな難問でも何か出来ることを探すようにして、
思いついたことを行動していけば、
不安要素は減っていき、問題解決に向かって、
やるべきことが見えてくるものです。
問題を乗り越えていくたびに、学ぶことも多く、
味方も増えて、必然的に問題解決能力は高まって、
積極的になっていきます。
備えることなく、不安要素に気を取られてしまうと、
手に負えない問題ばかりに意識が向いてしまうため、
何に手を付けていいか分からなくなくなってしまい、
気持ちも萎縮して、消極的になってしまいます。
周囲の人たちの態度が気になってしまったり、
過去の失敗を思い出してしまったり、
気が付くと不安を探すようになってしまい、
自分で探してしまった不安要素に焦ったり、
動揺したりして、心身共に疲れやすくなってしまうんです。
自分が出来ることに集中してみてください。
周囲の人たちの態度が気になったときは、
自分が気分を害するようなことをしてしまったか考える。
考えても分からないときは直接聞いて教えてもらう。
過去の失敗を思い出してしまったときは、
そこから学んだことを書き出してみる。
読み返して、さらに感じたことを書き足すなど、
自分ができることに集中してみましょう。
自分が出来ることに集中していくように心がけていくと、
不安要素は減って、積極的な行動力が養われます。
自分に出来ることを積極的に行動していく人は
エネルギッシュで魅力的ですから、
たくさんの味方が集まるようになり、
スムーズな流れを作り出せるようになります。
不安要素に捕らわれて消極的になってしまうと、
味方になってくれる人は少なくなってしまい、
いつも問題を抱えて不安になってしまうんです。
いつも自分だけが問題を抱えて不安になってしまう。
運が悪いなぁ。と思うようになってしまうんですね。
運が悪いのではなく、予測できることに対して
備えなかったため、不安要素に捕らわれてしまい、
問題を抱えるという結果になっただけなんです。
自分の内側に意識を集中して、
予測できることに備えて何ができるかを考えて、
行動していけば、不安要素は無くなっていきます。
自分の内側に集中して、行動していきましょう。