多くのものが手に入る現代日本社会。
夢や経済的なものだけでなく、整形技術だってずいぶん進んで、美貌や性別など、昔だったら考えられないものまで手に入るようになりました。
私たちは「あきらめる」とか「現状に満足する」ということをネガティブなこととしてとらえるようになったし、目的へ向かって突き進まない人は、まるでぐーたらな人のように見られます。
だからいまどき多くの人が『欲しい欲しい病』にかかっています。
◆彼に認めて欲しい。
◆彼に愛して欲しい。
◆彼に褒めて欲しい。
◆彼に一緒にいて欲しい。
◆彼に養ってほしい。
◆彼に性欲も満たして欲しい。
◆彼に話も聞いて欲しい。
◆彼に家事も手伝って欲しい。
言い出したらキリがありません。
「欲しい」をかかえているあなた。
恋愛関係においてはこの病はやっかいですので、早めに治しておきましょう。
なぜならこの「欲しい」はもらえないと「不満」になって爆発しかねないからです。
そして、お相手になにかしてあげるときも、
「してあげたいから、してあげるのが楽しいからしてあげる」のではなくて、
「欲しいものをご褒美にもらうための方法」にすり替わってしまうからです。
例えば美味しい料理を作ってあげた時。
『欲しい欲しい病』のあなたバージョン。
美味しいご飯つくったんだから褒めて欲しい。
時間をかけて作ったんだから味わって食べて欲しい。
それなのに、
「せっかく美味しい料理を作ったのに、褒めてくれなかった」とか、
「せっかく時間をかけて作ったのに、10分で食べ終わって席を立った」と不安が爆発してしまう。
そこで、あなたの『欲しい欲しい病』を
『嬉しい嬉しい』や『あげたいあげたい』に変化させてみましょう。
『嬉しい嬉しい』あなたバージョン。
美味しいご飯を食べてもらえて嬉しい。
舌に合ったみたいであっという間に食べてくれて嬉しい。
『あげたいあげたい』あなたバージョン。
「一生懸命作ったごはんを食べてくれてありがとう」と彼に伝える。
「忙しい中同じテープルに座ってくれてありがとう」と彼に伝える。
こんな小さな違いが積み重なって幸せをつくります。
あなたが「欲しい欲しい病」を克服して、幸せな関係を築いていくことを信じています。
愛を込めて
ラブモチベーショナリスト 天野里江子