我々人間は、実に様々な悩みを抱えています。
それは、悪いことでしょうか?
確かに、時にこころを悩まし、行動に制限を与えます。
悩みを抱えているのは、我々人間の複雑な思考パターンのせいなのです。
しかし、それが人間という生き物なのです。
実は、その悩みのパターンは本当はたった一つのことなのです。
「本当になりたい自分になれない。」という「無意識」と「意識」の葛藤です。
今、あなたが悩んでいること…その悩みの根源は「なりたい自分」と「いまの自分」のズレなのです。
その大きさが、悩みの深さとなり、生きづらい状況を作っているのです。
なぜ、我々は望んだ人生を手に入れることができないのでしょう?
手に入れている人と、手に入れられない人の差はなんでしょう?
それは、幼いころに刷り込まれた「信念」なのです。
人間の思考はさまざまな「信念」が重なり合って、複雑にネットワーク化されできています。
だから、すべての「信念」はあなたという人間を形作る要素の一つなのです。
しかし、その「信念」のなかにもすでに必要じゃなくなったもの、幼い時に作られた誤ったもの、事実とは異なるもの、根拠のないもの…等、
現在のあなたに制限を加えたり、誤った方向にあなたを導くものがあります。
わたしたちは、今はもう不要となった「信念」を一つづつ手放しながら、よりなりたい自分へと近づいていくことができるのです。
あなたの「こころ」は、あなたを幸せにするためにあるのです。
自分を信じることで、なりたい自分にいつでもなれるのです。
学校での問題、会社での上司との関係、 今抱えている仕事の問題、 取引先からのクレーム、 友達との関係、恋愛問題、
少しストレスがかかっただけで、 精神が不安定になってしまい、 生活のリズムがなにもかもが駄目になってしまう…
なかなかそこから抜け出せずに困ってしまう。
そのような人が抱えている一番大きな問題は…常に自分の思考や感情を、目の前の問題にフォーカスしてしまうために、
それ以外の選択肢を見失い、まるでその人の世界すべてがその問題に覆われているかのような錯覚に陥っていることです。
うつ傾向にある人の多くは、感情をその問題にフォーカスしてしまうため、出口が塞がれたように感じてしまい、
身動きのできない状態にあるのです。
視点を問題から遠ざけることにより、ものごとの全体像が見えてきます。
解決策が他にもあるということを、発見するにはこの方法が重要なのです。
そのためにとてもパワーのある質問方法をお伝えしましょう。
そして、現在抱えている問題に意識をフォーカスするのではなく、そこから一歩引いて外側からその問題を眺めてみることをお勧めします。
そしてその問題が問題じゃなかったとしたら、どのように「自分」が行動をしているかということを意識してみましょう。
その姿が、本来あなたがなるべき姿なのです。
問題は、その問題が発生した時と同じ思考レベルでは解決することはできません。
問題を、問題として抱えてしまうのではなく、もし解決できるとしたらどうなるか?
私たちは客観的に問題を捉え、思考を整理することもできるのです。