引きこもりになる理由①親がお金を与える
わたし自身が引きこもり不登校ニートの経験もあり、自立支援施設での親子を見てきたり、カウンセリングをした検証した結果
①ほとんどの親御さんが『過保護・過干渉』であること。
そして1番の理由
が、共通していたように思います。
本来のコミュニケーションである会話ではなく…お金や物を与えるのが愛だと親はするが、当の子供は話を聞いて欲しくて、認められたくて、褒められたくて渇望していく。
だからいつしか、それを求め…
何かを買ってもらうこと
お金をもらうこと
が愛情になっているが故に、
高齢の長期引きこもりが出来上がっていきます。
これが40705080問題の原因なんじゃないかな?
我が家もそうでしたが、親側にもきちんと理由があって、例えば…『親が貧乏だったから子供には貧しい思いをさせたくない』等の思いやりの愛情は本当にあるんですけどね。。
恋愛と同じで、親子の愛情のボタンの掛け違いはとても多く…
それが違ったまま親が良かれと思ってやっていく事で子供は寂しくなり、理解されない事に腹を立て、
顔を見たくない
会話すらしたくない
になっていきます。
コミュニケーションが取れてないから表現方法がわからずに、
プラス…家庭内暴力も入ってきたりするケースも多い。
親側
・子供にお金を与えない
・子供の必要経費は払わない
・いう事を聞きすぎない
・苦労という学びを奪わない
子供側
・親からお金をもらわない
・自分の生きるための金は自力で稼ぐ
(実家暮らしでも自分の分は渡す)
・できれば家から出る
・親が死んだ後を想像する
家にいると結局は甘えてしまうのが現状。
お金を出してもらうのが通常。
親側はいつまでも子供のためにお金を出す事が役割になってしまい、子供側も出してもらうことで愛情を確認していく…ここの共依存は成り立つのでそれは何歳になっても変わりません。
でも…
それ、何歳まで続けますか?
お母さんお父さんが死んだ後、どうなると思いますか?
自力で働く事ができなくなった子供はどうなるのでしょうか?
キョウダイが見るわけにはいきません。
高齢になってくるとキョウダイが危機感を持って相談をしてくるケースはとても多いですよ。
というか、なるべく早くその対策を取らないと高齢者引きこもりのキョウダイが面倒見なくてはいけなくなります。
だからこそ、出来るだけ早く引きこもり脱出のために動く方がいいのです。
引きこもり年数が増えれば増えるほど脱出までの時間はかかります。
早くから自立する力をつけてあげましょう。
自立する術を見つけましょう。
今回は親御さん当事者の両方の目線で書いてみました。
次のコラムは、引きこもり不登校の理由②過干渉・過保護
の予定です。
私のコラムでは、主に自分を好きになって、自分を大切にすることができるためのことや自身の体験に伴った引きこもり不登校ニートに関するお話を書いていきます。過去コラムも読んでみてくださいね^ ^
泰山理沙