以前、ゲーム依存症について、保護者向けのコラムを挙げました。
今回は「自分はゲーム依存症なのだろうか…」と、心配になっている方に向けて書きました。
これから、
『ゲーム依存症の危険度チェック』項目を、いくつか挙げたいと思います。
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思い当たる項目に✔を付けてみましょう。
⬜後悔するほどゲームを長くやってしまう
⬜ゲームをやりすぎて睡眠不足になる
⬜昼夜逆転して生活リズムが乱れている
⬜仕事や学校に影響が出ている
⬜ひどい頭痛や目の痛み、肩こりなど体調不良になる
⬜友だちの大半がゲームの仲間である
⬜ゲームの仲間の方が現実の人より信頼できる
⬜自分の予算以上にゲームへの課金をしてしまう
⬜ゲームをするために嘘をついたことがある
⬜大事な用事よりもゲームを優先したことがある
⬜ゲームのことで注意を受けると腹がたつ
⬜ゲーム内でのランキングや評価が気になって仕方がない
⬜ゲームのアイテムやイベントなどが気になって仕方がない
⬜ゲームのデータが消えることに恐れを感じることがある
⬜ゲームをしていないとイライラしてしまう
⬜ゲームをすることが一番のストレス発散法だ
⬜ゲームをする以外、何もしたくないと思ったことがある
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いかがでしたか?
多くの項目に✔がつけられた人ほど、ゲーム依存症(ゲーム障害)に突き進んでいると考えられます。
脳の機能が落ちて、ゲーム依存症の脳内回路になっているかもしれません。
危険度が高いことが分かったら、一度、ゲームから離れる努力をしましょう。
ゲームをしなくても、「落ちついていられる感覚」を取り戻さないといけません。
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◎まず自分でプレイ時間を決めて実行してみましょう。
◎はまりやすいゲームを避けてみましょう。
◎スマホ解消アプリなどを使ってみましょう。
◎試しに「ゲーム定休日」を作ってみましょう。
◎ゲームを制限してみた結果、どれくらいソワソワ・イライラするか、自分の状態を確認してみましょう。
◎「ゲーム定休日」には、他のことをやってみましょう。
◎外の世界のつながりも大事にして、ゲーム以外の楽しみを増やしていきましょう。
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どうしても自分の力ではやめられないと思えた時、
まずは「そのことに気付いた自分」を誉めてあげてください。
そして、困ったら、一人で抱えずに助けを求めましょう。
(精神保健福祉センター・専門医療・自助グループなど)
依存症はよく、「孤独の病」と呼ばれます。
外のつながりをなくして、一人で苦しみを抱え込んでしまうと、余計にゲームの世界へとハマって抜け出せなくなります。
だからこそ、ゲームのことでも、日常生活の些細な悩みでも、正直な気持ちを相談できるようになりましょう。
つらいときに、つらいと声をあげることから、自分の心と体のケアが始まりますから。
「ゲームにのみ込まれた自分」が、生ける屍でゲームをやり続けて、果たして幸せと言えるでしようか。
あくまでも「自分の人生の主人公は自分自身」です。自分が人生を満喫するために、ゲームとの付き合い方を考えていきましょう。