皆さんは「気」と聞くと、どんなことを連想しますか?
手も触れずに、相手を吹き飛ばしてしまうとか、
痛みや、不調があるところに手を当てるだけで治してしまうなど、
熟練した人でなければ出来ないような不思議な力のことだと思っている人が、
多いのではないでしょうか?
「気」の入る言葉を考えてみましょう。
勇気とは、勇ましいという印象ですよね。
逆に内気というのは、引っ込み思案な印象を受けますね。
やる気というのは前向きな印象ですね。
根気というのは、根が生えているように、諦めないで、やり続けるという、
印象を受けまずよね。
病気とは気を病むと書きますね。
元気に成るということは、元の気に成るということです。
あの人は陰気だなぁ。というのは暗くて目立たない人の印象ですね。
逆に陽気というのは、明るいという印象になります。
「気」の入る言葉には、必ず対義語があり、「気」を変えることで。
考え方を変え、その人の印象まで変えていける明確な目標を見つけることに、
大いに活用できる考え方を例えていると思います。
病気や痛みなどを治すためにお薬を飲んだり、悪い所を切り取ってしまったり、
崩れてしまっているところに何かを取り付けたりするために、
手術をすることもありますね。
製薬の進歩は素晴らしく、いまでは副作用もほとんどない
安全で安心な薬が次々と開発されています。
手術の技術や、手法も発展途上し続けていて、臓器を移植したり、
近年では人口の臓器の開発も進められていますよね。
これからの世の中では、どんな病気になっても治ってしまうのでないか?と
思えるほど医学の進歩は素晴らしいと驚くことが多いです。
しかし、どんなに最先端の治療を施しても治らない。
お医者さんの診断も治療法も間違ってはいないと思われるのに、
苦痛が消えなかったり、一時、良くなったと思ったら再発してしまったり、
お医者様にも理解できないような「治らない人」が居ると言われています。
映画やドラマなどで、大変な手術をした後に医師から、
「最善は尽くしました。あとは本人の気力次第です。」
というセリフを、聞いたことありますよね。
お医者様も気のことをよく知っているということだと思いませんか?
気について、お話しする時に、一番わかりやすい例えで「病は気から」という
お話しを書かせていただきましたが、
このように「気」を変えるように努力すれば
事態を好転させられるということを、教えてくれているのではないか?と、
思わざるを得ませんね。
「気」の入る言葉を、場面ごとに考えてみて、
いまの自分の状態や、置かれている状況について感じていること、
どうやって「気」を変えたら事態を好転できるかを考えて、
積極的に行動できれば、解決の道が拓けていくと思いませんか?