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出せば入るの法則 溜息を吐く
2016/08/09 生活

私たちは、常に何かを出して、取り入れているものです。

 

呼吸を気の流れで説明するとき、呼気と吸気ということをまず学びます。

そして集中するのは呼気なんです。

 

じょうずに息を出すことができれば、自然に良い気が入ってくることを、

気の呼吸法で学んでいきます。

 

この気の呼吸法を感じるようにしていると、

世の中は、すべて出せば入ってくるという流れで動いていることに気付きます。

 

このシンプルで不変の真理は、

力を抜いた自然体でこそ感じることができるものです。

 

行き詰る、と息詰まる

 

何かに打ち込んでいて、行き詰ってしまった経験は誰でもあると思います。

このとき、「うっ!」と息が詰まってしまったんじゃないでしょうか?

 

いい考えを絞り出そうと頭を抱えてしまうと、全身に力が入ってしまい、

息詰まった状態になってしまう。

これは、何も出そうとしなくなってしまう状態と言えます。

 

スムーズに事が進んでいる時は、どんどん、いい考えが浮かび、

それを行動に移すことが出来る。

 

つまりは、スムーズに浮かんできた情報を出すことが出来ていると言えますね。

 

こういうときは、全身の力が抜けて、表情も穏やかになり、

呼吸も深く自然に息を吐いているものです。

 

自然体という、このリラックスした状態でこそ、

天地自然から、たくさんの情報が入ってくるものなんです。

 

苦難試練も天地自然からのメッセージ

 

行き詰ることも無く、

自然体のままでいられることを幸せと考えてしまうかもしれませんが、

これでは、なんの学びも進化もありませんよね?

 

天地自然は時に苦難試練を私たちに起こします。

とはいえ、意地悪で起こすことでは無く、

その人が、必ず超えらえるレベルの苦難試練を起こすと言われています。

 

みなさん、これまでの人生を振り返ってみてください。

たくさんの苦難試練ありましたよね?

 

幼稚園や保育園にはじめて行った時、親御さんの手を離れて待つという試練。

同年代のお友達と勉強やスポーツを競い合う試練。

自分なりに真剣に打ち込めるものを夢中で練習した試練。

好きな人が出来て、失恋してしまう試練。

体調を崩して痛みや苦しみに耐える試練。

戦わなければならないと強い意志を持って立ち向かう試練。

 

大小あれど、子供の頃から、たくさんの苦難試練を乗り越えて、

いまの自分があるんです。

 

苦難試練を乗り越える時こそ、しっかり出すこと

 

どの試練の時も思い切って行動することで乗り越えて来たと思います。

競い合うときや戦うときには、掛け声を出して強い意志を出したり、

辛さに耐えるときは「自分は大丈夫」と自分に言い聞かせる言葉を出したり、

息を吸って、グっと構えて、何かを出すことで、

耐え方や、やり方や、戦い方などが解っていくことで乗り越えていくんです。

 

いま、何か問題を抱えていて、行き詰っているとしたら、

まずは、しっかり息を吐きましょう。

吐く息に意識を集中していれば、全身の力は抜けて、

自然体になりやすくなります。

 

 

溜息は最良の呼吸法

 

よく、「溜息つくと幸せ逃げるよ」なんて言いますが、周囲にいる人にとって、

他者の溜息が不愉快であるため、溜息をつかせないようにする為に考えられた言葉です。

自分一人の時に行き詰ったら、思いっきり溜息を吐き出してください。

邪気であれ、出すことで良い気が入ってくるものなんです。

 

悩んでいる時に、呼気に集中して自然体になったら、

何かしら思い浮かんでくるものです。

思い浮かんだことを実行してみましょう。

 

実行、すなわち、思い切って出してみたことで、

必ず天地自然が応えてくれます。

その場ですぐに即答にならないこともあります。

それでも浮かんできたことを出し続けていけば、

必ず苦難試練は乗り越えていけるものなんです。

 

出せば入るの法則、試して実感してみてくださいね。

 

 

田辺寿夫

 

 メンタル心理カウンセラー 田邉寿夫

 

 

 

 

 

 

 

 

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