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反抗期の子どもの脳の仕組みを知ろう!
2016/06/10 生活

反抗期のお子さんをお持ちの親御さんは、悩みが尽きないですね。

しかしそれは、親の固定観念と経験を基準に考えてしまっていることが原因になっていることが多いのです。

反抗期がどのようなものなのかを理解することで、考え方も変わってきます。

ここで分かりやすく説明させていただきます。

 

 

激しいドーパミンの放出が10代の脳を興奮させる!

 

10代の子どもは、腹立たしい行動を取りがちですが、決して理解が働かない 訳ではありません。

よく誤解されることですが、理性的に考える能力は、15歳までにほぼ出来上がります。

実際のところ、危険を判断する能力は大人も10代もほぼ同じだという研究結果もあるのです。

しかし、大人の脳に比べて、報酬を強く感じやすいのです。

つまり、報酬と興奮をコントロールする脳のシステムが過敏なので、興奮を求めてしまうのです。      

 

 

もっと分かりやすくまとめると・・・

  • 無謀な行動を繰り返す理由→危険があるにも関わらず報酬が得られそうだという期待から、衝動的に行動しているのです。
  • 若い脳は嗜癖にはまりやすい→10代の脳は成 人よりも、ドラッグやアルコール、ゲームなど特定のものや行動を好み、はまりやすい。
  • 無軌道なセックスにはまりやすい→リスクを計算する前頭葉が発達していないため、性感染症などのリスクを考えず、不特定多数とのセックスをしてしまうことがある。

 

アメリカの例

疾病対策予防センターによると、アメリカの高校生の3分の2が在学中にセックスを経験するそうだ。

セックスに伴うリスクに注意を払わないので、それは危険な冒険になる。

避妊やコンドームの使用率は半分にすぎない。となると、性感染症にかかる可能性も高くなる。

10代から24歳までにみられる性感染症はクラミジア、トリコモナス症、ヒトパピロマウィルスである。

2004年、その数字は900万人を超えた。自分は大丈夫だと思っていることを正してあげることがとても重要である。

 

周りの大人が心がけることは、具体的に危険などを語って聞かせること。

そして、少女、少年がリスク行動を取りやすいことを理解しておくこと。

また、セックスに対する性感染のリスクをはっきりと伝えること。

"10代の脳 反抗期と思春期の子どもにどう対処するか" 

フランシス・E.ジェンセンより

 

 

森山 康美

 

上級心理カウンセラー/メンタル心理カウンセラー   

森山 康美

 

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