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人間性を高めていくための五段階の欲求
2016/06/02 生活

人間性を高めていくための五段階の欲求

 

 

私たち人間は、常に何かを目指しているものなんです。

 

しかし、目指したいものを明確に理解している人は

意外と少ないものでもあります。

 

人間は、大きく分けて五段階の目標を目指しています。

 

自分がどの目標は達成していて、どの目標を目指しているか考えてみましょう。

 

 

五段階の目標

 

 

例えとして、いまあなたが生まれたとしましょう。

 

 

生まれた赤ちゃん

 

 

この世に生誕したあなたは何を求めますか?

生きたいという本能から息をしますね。

 

生きていくために必要な酸素を吸って、身体に必要な栄養を摂りたい。

 

第一の目標は生存したい!

というものになります。

 

 

呼吸も整い、母乳から栄養を摂り、

 

第一の目標を達成したあなたは

次に何を目標にするでしょう?

 

明日も、明後日も、ずっと、生きていくために

必要なものが手に入るという安心感を求めるようになります。

 

第二の目標は安定したい!

というものになります。

 

 

生きていくために必要なものを摂っていけば、成長していきますね。

 

やがて歩くようになり、

周りにたくさんの興味を持つようになっていきます。

 

同じ年の子たちが楽しそうに遊んでいるのを見たら、

自分も仲間に入りたいと思いますよね。

 

第三の目標は、参加したい!

というものになります。

 

 

楽しそうに遊んでいるグループの仲間入りをしたい。

 

みんなと一緒に遊びたいという気持ちが、

参加したい!という目標になっていきます。

 

お友達が、あなたを受け入れてくれて毎日楽しく遊べるようになってくると、

 

みんなに出来なくて、自分にしかできないことはないか?

みんなより上手に出来ることは無いか?

など、自分にしかできない特別なものを探すようになっていきます。

 

第四の目標は自我を確立する

というものになっていくんです。

 

 

周りのお友達よりも上手に出来ることを見つけると、

もっと上手に出来るように特訓したり、

研究したりと努力を続けていきますね。

 

周りのお友達が、自分の得意なものに興味を持ってくれたなら

教えてあげたいという気持ちが芽生えてきます。

 

みんなに教えてあげて、みんなで楽しめるようにしようと、

みんなのために努力を始めるようになっていくんですね。

 

第五の目標は使命感を持って行動する

というものになっていきます。

 

 

分かりやすいように、生まれたての赤ちゃんの自分が成長していく過程として

五段階の目標を説明させていただきました。

 

 成長する子供

 

 

 

いろんな場面を五段階の目標で進んでいく

 

この五段階の目標は、自分の人間性を高めていく目標でもありますが、

いろんな場面で繰り返していくプロセスでもあるんです。

 

小学生から中学生になれば、いままでとは違う環境になります。

いくつかの学区の人たちが集まるわけですから、

 

みんなに覚えてもらいたいということが

第一の生存したいという目標になります。

 

 

自己紹介をして、みんなに自分を覚えてもらうと、

 

明日も明後日も、このクラスに来たいという気持ちになることが

第二の安定したいという目標になります。

 

 

楽しそうなグループを見たら、自分も仲間に入りたいという

第三の参加したいという目標が出てきます。

 

 

部活に入って、みんなより上手になりたい!

と一生懸命練習したり研究したりして、

 

自分にしかできない何かを目標に努力を続けていくようになれば、

第四の自我の確立という目標が現れたことになります。

 

 

やがて後輩が入ってきて、後輩達が楽しく頑張れるようにしていこう!

 

知っていることは教えてあげたいという気持ちになれるなら、

第五の使命感の目標が現れてきたということになります。

 

 

 自転車と子供

 

 

参加の目標で止まってしまいがち

 

たくさんの競争の中で、勝ち続けて行けたり、

強い意志を持てたり、自己啓発に取り組んだりしていけば、

五段階の最終目標である使命感を目指していくことが出来ると思いますが、

 

負けることが多くなり、自信を無くし、諦めてしまうと、

第四の目標である自我の確立を目指すことも出来なくなってしまいます。

 

 

みんなが自分のことを知ってくれていて、

自分の席があって、みんなに付いていければいいという、

第三の参加の目標が満たされてばそれでいいと思うようになってしまうんですね。

 

 

それでも、みんなより上手にできるものはないか?

と探してみたり、練習してみたりしてしまうものです。

 

わたしたちは目標を達成すれば

必ず更なる目標を目指したいものなんです。

 

成長

 

 

学校を卒業して、会社や組織に入っても同じです。

 

みんなに自分を知ってもらって、

自分のやるべき仕事があって、

自分にしかできない何かを探して、

 

たくさんの人に拡めていきたいという順序で目標を目指していくんです。

 

 

自分が、どこでどの段階の目標を達成して、

次に何を目標にしていくのかを明確に知っていれば、

明確な目標に向かって努力しやすくなっていくと思います。

 

 

自分を知って、自分の目指すべき目標を見つけていきましょう。

 

田辺寿夫

 

 メンタル心理カウンセラー 田邉寿夫

 

 

 

現在31名のプロフェッショナルの
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