

とりあえず○○という言葉、よく聞きますよね。
とりあえず
→漢字で書くと
と書きます。
意味としては、取ろうとする物も充分に取り切れないで。
となっています。
なんとも中途半端な慌てた状態だと思いませんか?
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どうしたらいいか、よくわからないけど、とりあえず見てみよう。
みんな揃ったし、とりあえずはじめよう。
とりあえず、ここまでやっておけばいいかな。
とりあえずビール。
など、本決まりではないときに、「とりあえず」を使っていると思われます。
本決まりではないのに、とりあえずとはじめた事が、
だいたいそのまま流れて行くこと、意外と多いと思います。
では、とりあえずで動き出したことが
本来の目的からはずれてたことに気付くのはいつなんでしょう?
それは、問題が起こったときです。
例えば、傾いていたボードを直したいけど、工具もないし、部品もない、
とりあえず、ガムテープで補修して見栄えだけ整えておこう。
なんていうシチュエーション結構ありませんか?
傾きが直っているから、傾きも気にならない。
いつしか工具で直すことをしないで、傾いたらまたガムテープで補修してしまう。
ある日ボードが倒れてしまい。そばにいた人がケガをしてしまった。
問題が起こって「なんで、こんな危ない直し方をしたんだ!」
と問われたときに、
はじめて、とりあえずで補修していた浅はかさに、
大変な結果になってしまったことに気付きます。
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とりあえずというのは、慌てた状態で何かをはじめるという意味合いがあると思います。
本来は、一区切りついたところで、落ち着いて事態を検証して、
段取りを決めて、本格的に取り掛かるようにすることが大事なんですが、
とりあえず、ではじめてしまうと、
なんとなく進んでしまうことから、
一区切りついても、とりあえずいいよね。
などと、また、とりあえずで片づけてしまいやすくなってしまうんです。
ひとまず。というのは、最初にやっておきたいこと。
という意味合いになります。
ひとまず。という意識でやっていくと、
本格的にやっていないんだという認識を持つことができ、
一区切りしたら検証して本格的に取り組む段取りをしよう
という意識が高くなっていくんですね。
同じことに取り組んだときに、
とりあえずここまで出来たけどどうかな?と聞かれると、
なんとなく、いいんじゃない。
と言ってしまいませんか?
とりあえずと言われたことで、とりあえずならいいのかなぁ。
という妥協点が大きくなってしまうんです。

ひとまずここまで出来たけどどうかな?と聞かれると、
いいんじゃない。の後に、あと、これとこれはどうなるの?と
次の展開を聞きやすいですよね。
ひとまずと言われたことで、はじめの段階としてはいいと思うけど、
あと何を求めていくか、という全体の明確な目標を見失わないで済むんです。
自分自身の取り組みについても同じことで、
とりあえずではじめたことは、
とりあえずまぁいいか。などと、妥協点が大きくなってしまい、
想定していたイメージとは違う結果になってしまいがちです。
ひとまず、とはじめていけば、
途中段階で一区切りをつけて、
あと必要なのは、これとこれだな。とか、
あと何日あれば出来上がるな。
という感じに、想定していた目標に向かって、ひとまず取り組んでみて、
完成までに必要なものと時間を知ることができ、
段取りが組み立てやすく、
想定していたイメージ通りの結果を導きやすくなっていくんです。