みなさんは、いま、ここに居る自分を意識できていますか?
過ぎた過去を思い返して、「ああすればよかった。」とか「こうだったらよかったのに。」など、過去をイメージしすぎてしまったり、
これから先に起こる出来事を考えてしまって、「失敗したらどうしよう。」とか
「行きたくないなぁ。」など、先のことを不安に思ってしまったり、
落ち着かない状態で、そわそわしてしまったり、落ち込んでしまったりしていませんか?
過去を悔やんで、ああすればよかった、こうだったらよかったと思い返しても、過去は変わりませんよね。
先のことを不安に考えて、あれこれ心配してしまうと、思考がネガティブになって
緊張が高まってしまいますよね。
わたしたちは、幼少の頃から、周囲との競争を強いられて、何かにつけて比べられては、
ダメ出しをされたり、もっと頑張るように強要されてしまうことから、
過去と未来をネガティブに意識するようになりやすく、
いま、ここにいる自分に集中するとが困難になってしまっているんです。
過去は記憶です。
過ぎたことを思い返して反省するのは素晴らしいことです。
でも後悔は精神疲労を増やしていくだけなので、
後悔してしまいそうな過去を思い返してしまったときは、イメージの中で、うまくいったときの自分を自作自演のドラマでイメージしてみて下さい。
イメージの中でも、うまくいった状態を描ければ、気持ちは楽になっていくものですし、
思考はプラスになっていきます。
日々に流されてしまって、追い付こうと焦ってしまうと不安に陥りやすく、
思考がネガティブになってしまいがちです。
明確な目標を決めておくと、最終目標に対して、いま、どこまで進んでいるかを確認できたり、現状から最終目標まで何をすべきかを順序立てて描けるようになっていきます。
やるべきことが明確にわかっていると、思考は前向きになりやすく、未来を希望で描けるようになるんです。
ここまで読んでくださった方は、お気付きになっていると思いますが、
過ぎてしまった出来事を悔いてしまうと、自分にダメ出しをしてしまい、前に進む力が
弱まってしまいます。
先のことを心配して不安に思ってしまうと取り越し苦労という言葉があるように、
気持ちばかり焦ってしまい、思考はマイナスになりやすく、建設的な発想が
出来にくくなってしまいます。
いま、ここに居る自分に意識を集中していけば、過去に捕らわれている自分を、反省して
悔い改めるというふうに発想の起点を修正していくことができます。
先のことを心配していると感じたときは、いまの現状を把握して、ここからどのように
努力の方向を修正していけば、自分の望ましい結果を作り出すことができるかを
考えられるようになり、明確な目標を見つけやすくなります。
いま、ここにいる自分に意識を集中すれば、思考もポジティブになりやすくなっていくものなんです。
いま、ここにいる自分が過去のイメージを明るいものにしていき、明確な目標に向かって、
いまどの状態で居るか?ここからどのように努力していけば望ましい結果に
なっていくかを考えるようにしていくと、意識が、あちこちに向いてしまうことがなく、
ブレない自分を作ることができるようになっていきます。
多少の問題が起こっても、踏ん張って切り返せる力強さを持つことができるように
なっていきます。
地に足がついた状態というのは、いま、ここにいる自分に意識を集中している
ということなんですね。
いま、ここにいる自分に意識を集中する習慣を身に付けて、
過去も未来も明るくイメージしていきたいですね。