ペットを飼うことでのうつ病への影響は、意見が分かれております。
一般的にはペット 犬や猫を飼い触れ合うことで、身体的、精神的にポジティブな影響があります。
欧米ではアニマルセラピーという分野があり、多くの方が活動をされています。
日本でも主に老人ホームなど孤独や不安を抱えるかたたちの所に出張し、活躍されている人、動物がいます。
湧くしくは内閣府認定のアニマルセラピー協会が活動をしていますので、下記リンクをご参照ください。
動物と触れ合うことは以下2つのメリット身体的メリットがあります。
また、動物は人間と違ってしゃべらないので、複雑な言語のやりとりのコミュニケーションを取る必要もなく、
相手にする場合も人間ほど気を使わなくて良いといった利点があります。
都会の人間関係に疲れて、田舎の牧場に馬や牛を相手に働きにいくという話しはドラマや映画でもよくみます。
また犬を飼う場合は、毎日の散歩が加わるために、イライラしたり、外出する気があまり起きなくても
散歩により、気分転換やイライラの解消に効果を発揮します。
犬や猫を飼う場合当然のことながら、毎日の世話が発生します。
動物は人間と違い、こちらの調子が悪いからといって自分で何かをやってくれるわけではありません。
命あるものなので、動物の世話をおろそかにするわけにはいきませんが、
うつの症状が重い時に動物の世話が大きなストレスとなることがあります。
また思うようにできなかった時もそのことが原因で自分を責める要因にもなりえます。
家族の誰かが世話をしてくれる。または友人や知人が飼っていて触れ合う機会を提供してくれるなど
であれば、動物とのふれあいはプラスに働くでしょう。
一人暮らしのかたは、飼育の金銭的な負担も考慮されて飼うことを避けた方が良いかもしれません。
またペットがもしも死んでしまった時はペットロスという言葉の通り
大きなストレスを受けてうつの症状が悪化してしまう危険性もあります。
ストレス要因として、配偶者の死を100とすると(一番強いストレス)、刑務所への収容63、失業47という調査結果があります。
参考:<Holmes TH, Rahe RH.J Psychosom Res. 1967 Aug;11(2):213-8>
ペットの死によるストレス結果は調査されてませんが、人によってはペットの死は、近親者の死亡63ぐらい
のストレスを受けることとなりそうです。
ボトルボイス編集部