「自称世界一ひきこもりたい私」「人間不信で臆病な私」が、なぜ社会の中で生きて、人と関わろうとするのか。
今回は整ったコラムではなく、少しその思いを書きたいと思う。
(いつも整ってねーか笑)
私が中学二年の夏のおわり。
集団暴行を受けつづける私の横を 大人たちは通りすぎた。
目があったはずの立派なスーツの大人が 横切っていく。
結局私は、不良たち20人に、人目に付かない所に連れて行かれ、やがて太陽も沈んでいった…
先生は助けなかった。
親は理解を示さなかった。
国や行政は何もしてくれなかった。
そして、10代の私はひきこもった。
私は心身を病んだ。
それから自分が回復して、自分の体験談だけを話して、狭い領域でチヤホヤされて。
ある程度、自分の生活も送れるようになった。
人間にも社会にも希望がもてた…
ところが、自分が社会人や支援者になってから、大人と社会への失望感が再燃するのだった。
閉鎖的な領域でも、安定した自分の生活を守って、自分の好きなことだけをして…
無自覚に自己満足できて生きられたら、どれだけ幸せだっただろうか。
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ひきこもる者、世間から否定され続ける。
ひきこもる者、努力して社会に出る。
その者、夢を叶えて就労したら、職場でパワハラを受ける。
その者、またボロボロになって私の胸で泣き、再び部屋に閉じこもる。
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腐った大人たち
腐った社会
中学の時と何も変わっていない現状…
いや、違う!
一. 自分は変わった!
一. まだ存在するのです!
何が存在するのか?
それは、倫理が崩壊していない大人たちです。
安定した自分の生活をなげうってまでも、弱き者に手を伸ばそうとする大人がいる。
長いものに巻かれないで、私たちの方を見てくれる大人がまだいる。
そんな人を目撃した時、私は心の底から、「マジかよ!?」と思った。
臆病な私は、自分が人並みに生活できれば、自分の生活だけを守って、自己満足で余生を過ごしたかった。
それも本音。
しかし、勇気ある大人たちが、私の周りで何人か見つかってしまった。
それから、パワーのない私なりに、そういう大人たちと細くても繋がろうとして現在に至る。
閉鎖的な私が、人との関わりと社会活動を諦めない理由だ。
私が関わりを続ける人は、そんな大人たちである。
ボトルボイスに所属を続けるのも同様の理由だ。
全員、腐った大人ばかりだったら堂々と殻にこもれるのによ。
面倒くせ〜🎵(笑)
【写真】後藤 勝(Reminders Project)
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【ひきこもり報道ガイドライン(2022年発表)】
https://note.com/bouhikimon/n/n1c07abaeff00?s=09
【ひきこもり人権宣言(2021年発表)】
https://note.com/bouhikimon/n/nbd360e7316d8?s=09