泣き面に蜂とか、弱り目にたたり目というように、うまくいっていない時ほど、アンラッキーなことを引き寄せてしまうものです。
仕事でお客様との間にトラブルを抱えているときほど恋人と大げんかしてしまう、なんてこともよくあります。
それが起こるのは、うまくいかない考え方で行動しているから。
考え方が同じだと、同じ結果を引き寄せてしまうのは、あたりまえなのです。
私たちの目の前に起こるさまざまな事件やトラブルは、私たち心の状態が「どうあるか」を表すドラマです。つまり、心にチャネルがついていて、そのテーマのドラマをみているようなものです。
そのドラマが、「私の心が傷つけられる」ということをテーマにしていたら、あなたの心のチャネルは、あなたの心が傷つくことをテーマにしたドラマを流しているということですから、あらゆる場面で同じドラマをみてしまいます。
そのチャネルを変えなければ、同じドラマが繰り広げられる、ということです。
以前の私は、「変わっているから、多くの人に好かれない」という思い込みがありました。ですから、私はいつもひとりでいて、ごく限られた友人だけと交流していました。
仕事はできるけど、ネクラな人間でした。
当時、仕事でも行き詰まっていた私は、私はそんな自分を変えたいと思いました。
堂々と人と接して、明るい人になりたい、と思い、
いろんなマニュアル本を読みました。
「髪型を変える」「服装を変える」「言葉遣いを変える」「感謝の言葉をいう」……。
そこに書かれているいろんなことを試しました。
ですが、結果はでません。
多少印象が変わるので、なにもしないよりは明らかにマシなのですが、割いている労力に比べて結果があまりにも出ないのです。少なくとも本に書いてあるようにはうまくいきませんでした。
その度に、採用している方法がダメなのかという考えがよぎりました。
いままでの自分なら3日もやって効果がなければ、それに疑問をもってやめていました。
ですが、当時の私は、いつもと違うことがひとつありました。
「3ヶ月は続けてみる」。なぜかそう思えたのです。
私は継続してなにかに取り組むことが苦手で、三日坊主と言われていたし、自分でもそう思っていました。ですが、この時だけは、一度はやってみようという気持ちがあったのです。
私は、「結果が出なくても、一度3ヶ月は疑問を持たずにやってみよう」。
そう思って取り組んでみました。
その方法を「信じた」のです。
すると1週間たつころには、少しずつ自分の周りが変化しはじめました。
そして3ヶ月たつころには、私にとってそれらは習慣になり、私はすっかり自分自身が希望したとおり、後輩や友人に囲まれている明るい人に変わっていました。
自分自身がうまくいっていないときは、「うまくいかない」考えが自分の中にあります。だから、自分自身の頭によぎるいろいろな考えは、「うまくいかなくなる」ドラマに見合ったものであることが多いのです。
「効果が出ないからやめようかな」と私が思ったのは、まさに「うまくいっていない自分」からのメッセージだったのだと思います。
そんなとき、変えたいと思っている、いまの自分にフィットする考えを選んでは、状況を変えることはできません。
「うまくいっていない自分」のチャネルのときは、新しいことに取り組んだとしても、残念ながら結果は出ません。
うまくいくことを「信じる」というチャネルをいれてからしか、あらゆる方法は効果を生みださないのです。
自分を変えたいと思って、行動を起こすとき、一番大切なことは、「信じること」なのかもしれません。