精神疲労が溜まってくると思考は窮屈になってしまうものなんです。
穏やかな状態で居る時には、思考も穏やかになっているので、
物事に対して柔軟な発想ができるのですが、
精神疲労が多くなってくると、
自分を追い込むように思考が窮屈になってしまい、
選択の自由が失われてしまって、○○じゃなきゃ!という焦りが生まれてきてしまうんです。
○○じゃなきゃ!と思ってしまうと、他の意見は聞こえなくなってしまったり、
許せなくなってしまったりして、妥協でなくなってしまうんですね。
決定的な言葉で物事を締めくくってしまっていることが思考を窮屈にしてしまうんですね。
○○じゃなきゃ!の後に付くと思われる言葉を連想してみてください。
○○じゃなきゃダメなんだ!
○○じゃなきゃ終わらない!
○○じゃなきゃ納得できない!
など、終止形の言葉にしかならないんじゃないでしょうか?
終止形で終わってしまう決定的な言葉ですから、打開案を受け入れにくくなってしまっても
仕方ないですよね。
では、○○じゃなきゃと思ってしまったときは、どうやって切り替えていけばよいでしょうか?
○○な時もある。
○○な事もある。
○○な人もいる。
この3つのキーワードで○○じゃなきゃ!と思ってしまったワードを切り替えてみてください。
予定を決めて実行することは大事ですが、途中で気付いたことがあったら、
軌道修正できるように、決定的な言葉で物事を縛り付けないようにすることが大事なんです。
予定を決めて進めていたとしても、どうにもならない事態に見舞われてしまい、
期日に間に合わないという時もあります。
予定していた通りに進めてきて、出来上がったとしても、相手が認めてくれない事もあります。
予定していた通り進めたいと自分が精一杯頑張っても、
同じ気持ちで頑張ってくれない人もいます。
予定していた通りに進まなかったときに、予定通りじゃなきゃダメなんだ!と追い込んでも、
付け焼刃な結果となって、苦労損となってしまったり、
予定通りに出来上がったものを認めてもらえなかったときに、合格じゃなきゃ納得できない!
と抗議しても、口論になってしまったり、
予定通りに進めたいから、みんなも自分と同じくらいフルパワーじゃなきゃダメなんだ!
と無理やり従わそうとしても、ミスが増えてしまって逆効果になってしまったり、
窮屈な思考は自分本位のものが多いので、
相手に受け入れてもらいずらいことが多く、争いの原因になってしまうんですね。
予定通りに進まない事態が発生したときは、
「うまくいかない時もある。」と一歩引いて考えてみて、第三案を考えて、
相談してみるようにしてみたり、
予定通り出来上がったものを認めてもらえなかったときは、
「相手の要望が変わる事もある。」と、落ち着いて考えてみて、
どうしたら認めてもらえるかを話し合ったり、
フルパワーで頑張ってくれない仲間たちがいて、予定どおりに進まなかったときは、
「自分と同じように頑張ってくれない人もいる。」と冷静に考えてみて、
スケジュールを組みなおしてみたり、
3つのキーワードで思考を変換していくと、
いくつかの発想が浮かんでくるようになっていくものです。
柔軟な発想で、改めて企画しなおして、スケジュールを立て直していけば、
問題を乗り越えたものが完成するわけですから、受け入れてくれる人も多くなって
いくものです。
○○じゃなきゃ!と思ってしまったときは、思考が窮屈になってしまっているかも?と、
ひとまず立ち止まってみて、3つのキーワードを使って、窮屈な思考を
切り替えてみてください。
柔軟な発想は物事を円滑に進めるために大事なものです。
窮屈な思考に捕らわれないように心がけていきたいですね。