セラピストの明日香です。
今回は、ネガティブ思考とポジティブ思考の話をしたいと思います。
世の中ではネガティブ思考の人はいけないとか、
ポジティブに考えたほうが良いと言われますよね。
本当にそうでしょうか??
という話です。
例えばポジティブに考えて何かに失敗した時、
その期待していた分、心のダメージは大きいです。
そのダメージさへもポジティブに考える思考を持てている人は別として、
だいたいの人は、次の行動に移るのにかなりの時間を要してしまいます。
もしくは、ポジティブに考えないとと自分に言い聞かせて、
折れても折れても立ち上がろうとして、
ボロボロになるまで突き進んでしまう人もいます。
このような場合、
エネルギーを費やした分、
折れた時の反動はポジティブの人のほうが大きいのです。
逆にネガティブな人はどうでしょうか?
ネガティブ思考の人が何かで失敗した時、
あ?またか、、と諦めていた分ダメージは少ないです。
だけど失敗が何度も続くと、
どうせ無理だ・・
と行動することをやめてしまう傾向になります。
どちらとも心が折れたとき、
絶望の領域に入りやすくなります。
(この絶望の領域が悪いということではないのですが、
その話はつぎの機会に。)
ポジティブ思考がよくて、ネガティブ思考が悪い、とは
一概には言えないということですね。
では、どういった思考が一番ちょうどいいのでしょうか?
それは、ポジティブでもネガティブでもなく、
例えば、コップに半分の水が入っているとしましょう。
これを、
水が半分も入っている!!
とポジティブに思うのか、
水が半分しかない・・
とネガティブに思うのか、です。
一見ポジティブに半分も入っていると捉えたほうが、
心の余裕があって、良さそうにも思えますが。
それが、とても暑い猛暑のときに、
まだ半分もあるからとがぶがぶと飲んでしまったら、
いざ喉が渇いたときにもう何も残っていない。。
という事態になります。
思考がポジティブだと、「思考の現実化」で
現実もポジティブを引き寄せるんじゃないか?
と思った人もいると思いますが、
実は私たちが認識できている
思考や顕在意識の中でポジティブでも
潜在意識はそのもっと奥底の想いを汲み取ります。
自分が認識していない、もっともっと奥の本音を
現実にしていきます。
これがうまくいかないから、みんな悩み苦しんでいるわけで、、
もっと掘り下げて、この辺りも書いていきたいと思いますが
正しく見れば、半分入った水をがぶがぶ飲まず
大事に長く飲んでいたほうが、猛暑のときにも倒れずにすみますね。
ポジティブやネガティブにとらわれないでその間をいく。
もっというと、どちらにも偏らないで
まだ半分もあるけど、でもあと半分しかないということだよなぁ
大事に美味しくいただこう!と。
この方が、そのひとつひとつの出来事を
感情に振り回されないで、大切にできそうですよね。
現実をしっかり、ありのままを見る。
そして、そこからどう生きたいのかは
自分で選ぶ。
しっかり物事を見ていれば、
思考にとらわれずに生きたい方向がわかってくる。
その都度どう生きたいのか、自分で見極めていくことが
大切なのだと思います^^