やってはいけないと知っていて、本当に辞めたいのに、辞めれない行動。
やりたいことなのに、なぜかそれとはまったく逆の行動をとってしまう。
自分の「意志」をまったく無視した行動や、思いもかけない言動、こころにもない態度。
自分が誰かに操られているような感じがして、コントロールを失ったように、感情が乱れ、自制のきかない行動をとってしまう。
まるで、自分の中に悪魔が棲みついているかのような…
「意識」のうえでは、やらなきゃいけないと思っている…でもできない、やってはいけないことと知っているのに、辞められない。
なにかがきっかけで、「意識」とはうらはらの行動をとってしまう。
それは「無意識」の中にあるなにかが、辞めたい行動を引き起こしたり、やりたい行動にストップをかけているのです。
こころの問題は、「意識」と「無意識」の葛藤が原因です。
まずは、ご自分と向き合う時間をつくってください。
そして、十分にリラックスして、それがなんのためなのか?
何を得るためにそうしているのか?
こころに深く深くといあわせてください。
こころの欲求に耳をかたむけ、その制限となる信念が生まれた原因がわかるまでたどってみましょう。
それはなんのためですか?
そうすることで、何を得ることができますか?
どんなネガティブな行動や思考パターンも、必ずポジティブな答えにたどり着きます。
あなたの、その行動にも必ずあなたを守るための肯定的な理由があるのです。
ただそれが、今は時代遅れになったり、幼い頃に決めたパターンなので、今、修正が必要になっているだけなのです。
あなたが誰かに操られているわけでも、おかしくなってしまったわけでもないのです。
自分を信じて、そして大切なものだと思って、ご自分のこころによりそってあげてください。
自分のこころと、向き合うのが怖いとか辛いという状態は、「意識」と「無意識」が対立状態にあるのです。
後ろからそっと抱きしめてあげるような、寄り添うような気持ちで、こころの声を聞いてあげることはできませんか?
自分を大切なものと信じる。
自分のこころを信じる。
あなたのこころは、あなたのものなのです。
リラックスして、こころの声を聞いてあげてください。
NLPには「意識」と「無意識」の葛藤を統合するワークがあります、お気軽にお問い合わせください。
Q. インターネット、YouTube、テレビ、買い物、甘い物の依存症です。依存症になるのは何かがとても怖いからですか? 例えば将来の事とか無職で働けない不安とか。
A.はじめまして。カウンセラーの熊山と申します。
依存症に隠れているのは、根深い不満、非充足感、「まだ充分じゃない」という思いです。その奥には、人間のエゴにつきものの「もっと必要だ」というさらに強力な衝動が存在します。これが「欲望」です。
ほとんどのエゴは矛盾する欲望を持っています。また時が移れば欲望の対象が変化します。欲しいものは今あるものではない、つまり今の現実ではないということがわかっているだけで、実は何が欲しいのかわからなかったりします。
苛立ち、焦燥感、退屈、不安、不満は、満たされない欲望の結果です。
欲望は構造的なものですので、精神的な構造が変わらない限り、内容がどうであろうと永続的な満足はあり得ません。
具体的な対象のない強烈な欲望は、まだ発達段階にある十代の若者によく見られます。