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自称世界一ひきこもりたい私がリアルを勧める理由  
2022/05/14 生活

【個人の枠を越えた喜び】

一人自宅で、一方的に味わう「楽しさ」「嬉しさ」「面白さ」などの喜び。

 

その喜びとは違う、次元の違う“喜び”が存在します。

 

それが『共感』『一体感』です。

 

 

一人自宅で、一方的に味わう「楽しさ」などの肯定的感情は、個人の喜びです。

これはこれで素晴らしい感情ですが、個人の枠を越えてはいません

 

それに対して、共感や一体感は、個人の枠を越えた喜びです。

これらは、人間の心の奥深いところからくる潜在的なものになります。

 

 

 

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【心の三層構造】

私たちは個別化された世界で、すべてが分離している感覚をいだきながら生きています。

 

「心の三層構造」は、精神科医のフロイトやユングなどで有名ですが、私は次のような表現をよく用います。

 

 

人々は普段の「意識」の奥に、「潜在意識」、さらに奥深くに「集合的無意識」がある。

(詳細・持論は長くなるので割愛します)

 

 

たとえば、オリンピックで、皆が自国の選手を応援してしまう共通の国民感情。

自国の選手が金メダルを取れば、その国民皆が喜びや感動を分かち合うことができます。

 

これをはるかに越える高次の喜び、同じ人間同士から生まれる『共感』『一体感』を感じる力が、私たちの中にはあります。

 

つまり、本当は「人類は皆兄弟」に思えるような『愛の力』が、われわれ一人一人に眠っているということです。

※近年、動画の海外リアクターが流行っているのも、これに通じています。

 

 

 

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【見えない力による集合的無意識の喜び】

いくら録音・録画再生技術が発達しても、コロナ禍になっても、人々は「ライブ(リアル)」を求め続けています。

 

なぜ人々は、アーティストやスポーツ選手、芸人などを、生で観に行きたいのでしようか。

 

それは、どんなにテクノロジーが発展し続けても、機械越しでは伝わらない熱い思いや感動(見えない力)が、そのライブ会場やスタジアムにはあるからです!

 

 

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どんなに進化した録音再生機から流れる音楽よりも、生ライブでしか体感できない「偉大な力」を、人々は感じている(中略)そのアーティストの本当に魂がこもった演奏・歌声は、ライブ会場でしか体感できないことを人々は知っている!同じアーティストが好きなファン同士で、好きなアーティストの演奏を一緒に見て聴いて盛り上がる臨場感。ライブ会場にいる人間はほとんどが顔も知らない他人ばかりなのに、アーティストも客も会場にいる皆が一体となって、音楽を楽しむあの独特な雰囲気は、まさに聖なる空間だと私は思う。

 

現代引きこもり生活学のすすめ 156・157頁(2018 藤原秀博)より

※現在は絶版(復刊してくれる所求む(笑))

 

 

 

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【生きるための二つの柱】

少しだけ視点を、「生きる力」に当てて話します。

 

私は常々、「生きづらさからの解放」のために、誰もが必要な二つの柱を主張しています。

 

 

それは

①自分の取扱説明書を作って実践すること

②自分が共感・一体感を感じる人々や居場所を作ること

 

 

この2つは医療やカウンセリング、行政のサービスの他に、生涯必要なものとして言い続けています。

 

したがって、私のクライアントさんには、この二つをゆっくり求めてもらいます。

 

はじめのうちは、カウンセラーの私にしか心をゆるせない時期があっても構いません。

結果的にできなくたって構いません。

ただ、クライアントさんのペースで、この二つの柱の実践に向けて歩んでもらいます。

 

私のカウンセリングの終着点は、あくまでクライアントさん自身が、自分の足で歩けるようになることです。(来世になってもいいので)

 

だから私の方針は、「クライアントさんがカウンセラーの私に依存する心」にならないようにしています。

(ボトルボイス株式会社としては儲かりませんよね…社長、ごめんなさい(笑))

 

 

 

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【最後に】

自称世界一ひきこりたい私がリアルを勧める理由は、これ以上ない喜びの『共感』と『一体感』を得て幸せを感じてもらうためです。

 

さらに言えば、自分にも力があり、自分にも役にたつことがあると知ってもらうためです。

 

アーティストのライブは、お客さんなしには成立しません。

バンドのメンバー、楽器、会場、運営者、裏方さんなしにも成立しません。

 

何でもいいから、パズルの一つのピースが当てはまるような感覚。

自分でも、「誰か・何か」の役にたてるという勇気が出る体験。

 

そんな高次の喜びを知るには、リアルな繋がりなしにはありえないのです!

(超消極的でインドアの私が、言うセリフではないですよね(笑))

 

 

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[なぜ、こんなことを言うのか]

それは、人嫌いで恐がりな私が、自助グループのミーティング会場で仲間の輪の中に入った時、「温泉に浸かるような癒しの感覚」を体験したからです。

 

それから私は、二つの柱(特にスピリチュアルな要素・見えない力が含まれるもの)に、真剣に取り組んで人生が激変しました!!

 

 

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昔と違い、オンライン技術は急速に発展しています。

今のオンラインは一方通行ではないので、自宅に一人でいても、画面越しからある程度の共感や一体感は得られます。

 

だからこそ、ボトルボイスでもオンラインカウンセリングを実施しているわけです。

 

それゆえ、別にムリして外に出る必要なんてありません。

 

ただ、あなたが身も心も、自分の殻にこもり続けて過ごすしかなくて、苦しんでいる人生ならば…私は今の道より、少し違う道をお勧めします。

 

オンラインでもいいので、『共感』『一体感』を感じる旅の一歩を踏み出してほしいです。

 

あなたにも必ず、『見えない力』や『温かいつながり』を感じる“成功体験”がやってくると信じています。

この記事を書いた人
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藤原秀博

1977年生まれ、神奈川県横須賀市出身。X JAPANのギタリスト故HIDEと同じ小学校在学。学生時代にイジメ・集団暴行を受けて対人恐怖症になり、不登校・ひきこもりへ。過去に最高体重128キロ、4ヶ月で40キロのダイエットをした事により摂食障害にもなる。障害者スポーツの指導員·カジノのディーラー·探偵業などの経歴を持つ。現在は会社員をしながら、ピアカウンセラーとしてトラウマ・機能不全家族・ひきこも... >>続きを読む

 

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